【なぜ?】広島城は“鳥たちの幼稚園” スズメの“アイドル”も発見|地球派宣言
テンションをあげて見ているのは「野鳥」。
その場所は、広島市内中心部にある「広島城」の周辺です。
広島城
2026年6月6日(土)に行われた「広島城初心者探鳥会(たんちょうかい)」。
バードウォッチングを経験したことのない人に、その魅力を知ってもらおうと日本野鳥の会 広島県支部が企画しました。
探鳥会
日本野鳥の会 広島県支部長の茶村さんは「自分が住んでいる身近なところにもいろいろな鳥がいて、こういう街中でも鳥を見ることができる。やはり、鳥を見るだけではなく、名前を知ると親近感がわくので、鳥たちのために何かできることはないか?という考えにつながっていけばいいと思います」と初心者探鳥会の目的を話します。
日本野鳥の会 広島県支部長 茶村真一郎さん
今回は、広島城のお堀の内側という限られた範囲で、この時期見られる野鳥を探して歩きます。
すると……最初に見つけたのは、スズメ。
一般的に知られている鳥ですが、よく見ると、しっぽの一部が白くなっています。
茶村さんは「部分白化のスズメです、部分的に白い」と説明してくれました。
参加者の様子
実はこのスズメ、バードウォッチャー界隈では「白ちゃん」の愛称で親しまれているアイドル的な存在なのだそう。
アイドル的な存在のスズメ“白ちゃん”
しばらく歩いて行くと、茶村さんの足が止まりました。
天守閣の一角に、小さな穴を発見。スズメの巣です。
茶村さんの話によると、本来、スズメは木に穴をあけることができません。
そのため、キツツキの仲間“コゲラ”が作ったとされる巣穴を再利用しているそうです。
そうこうしていると、スズメが周りを警戒しながら中に入っていきました。
巣穴に入る様子
巣穴に入る様子を見ていた茶村さんは「これは、大人。たぶん卵を抱いているのではないか?」と話します。
このスズメは、子育て中なのでしょうか?巣の安全を念入りに確認していました。
巣穴の周囲を警戒するスズメ
さらにムクドリの親子も発見!
右側の大きいほうが親で、小さいほうが子どもです。
ムクドリの親子
茶村さんによると、6月は巣立ちの時期で、いまの広島城は“鳥たちの幼稚園”ともいえるんだそう。
でもなぜ、市内の中心「広島城」に集まるのでしょうか?
広島城天守
その理由を茶村さんは、「(広島城には)いろいろな木がある。虫が寄ってくれば、それを食べる鳥もやってくるので鳥にとってはいい環境です。たぶん、広島城はお客さんも多いため、タカとかが来にくいので、小鳥にとっては安全な区域で子育てがしやすい場所になると思います」と話してくれました。
城内を歩く人
探鳥会を終えた参加者は「これから鳥の鳴き声がすれば、フッと見上げるきっかけができた」と話してくれました。
参加者
初めてバードウォッチングをしたという小学生の参加者は、「こんなに野鳥の種類がいるんだなと思った。野鳥とかをどんどん見つけていきたい」と興味を示していました。
参加者
茶村さんは、「初心者探鳥会をきっかけにして関心を持ってもらえれば一番いい。楽しんでもらえればいい」と、鳥たちに興味を持ってくれる人たちが増えることを期待していました。
参加者を引率する茶村さん
日々何気なく過ごす中、ほんの少し、意識を外に向ければ、自然の息吹を感じることができます。
参加者の観察風景
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2026年6月10日放送)