【呉市押込】夜空を彩る“帰ってきたホタル” つながる地域の輪|地球派宣言

夜空を彩る淡い光。

子どもたちを虜にしている光の正体は、「ホタル」です。

 

ホタル

 

2026年6月6日(土)、呉市押込で開催された「ほたるの里まつり」は、今年で4回目を迎えました。

会場には500人以上が集まり、子どもたちの熱気に包まれ大盛況です。

 

「ほたるの里まつり」で飛ぶホタル

 

会場を訪れた子どもたちに「ほたるの里まつり」について聞いてみると、

「ホタルがきれいで毎年見ることができて楽しいし、友達とも一緒に行けてうれしい」

「楽しい!ホタルがいっぱい飛んでいて」

「ホタルを見たことがないから楽しみ」と話してくれました。

 

「ほたるの里まつり」の様子

 

ここで見ることができるのは「ゲンジボタル」。

生息するためには、きれいな水を必要とすることから「清流のシンボル」とも言われています。

 

ゲンジボタル

 

多くの人に癒やしと感動を与える、このまつりを考案したメンバーの一人、押込自治会長 青山隆文さんは「今、子どもが少子化で少なくなったので私たちも驚いている。たくさん来てくれたのでうれしい」と話します。

 

押込自治会長 青山隆文さん

 

多くの人から愛されるイベント。

きっかけは、今から3年前、呉青年会議所が始めた「ほたループ」です。

 

「ほたるの里まつり」の様子

 

呉青年会議所の藤原亮太さんは、ほたループについて「ホタルが元々いたこのホタルの里(押込)で、もう一度みんなでホタルを見ることができる場所を取り戻す活動を地域の方と一緒にしたいと思い、この事業(ほたループ)を行いました」と当時を振り返ります。

 

呉青年会議所 藤原亮太さん

 

2023年から呉青年会議所が主体となり、ホタルで地域を活性化する活動「ほたループ」をスタートさせました。

ホタルの幼虫の放流・川の清掃から始め、その結果、押込にホタルが帰ってきました。

 

2023年3月ほたループの様子(写真提供:呉青年会議所)

 

そして3年後の今、小さな川を彩るホタルは、地元の人たちから愛される初夏の風物詩となっています。

 

ホタルを見る子どもたち

 

今では自治会だけでなく地元の小中学校をはじめ子ども会も協力し、ホタルを守るための、川の清掃やエサとなるカワニナの放流などを行い、環境維持にも努めています。

 

子どもたちの環境維持活動の様子(写真提供:押込ひかり子供会)

 

その活動に参加した子ども会の保護者は「こういう活動をすることで、癒やされるご褒美もある。友達や知っている人に声をかけることができて、ホタルで輪を広げているという感じがして、すごく(子どもの)心の栄養になっていると思います」と話します。

 

保護者

 

活動に参加した子どもたちは、ホタルを見て

「いい感じだと思います」

「ホタルがたくさん生まれて光ってくれてよかったという思いだけです」と笑顔で答えてくれました。

 

活動に参加した子どもたち

 

呉青年会議所の藤原さんは、このイベントを見て「私たち(呉青年会議所)の手を離れて、今は自治会が主体でイベントを行っています。私たちが行ったときよりも多くの方が携わって、この地域にイベントが定着してきたと感じています」と満足そうに話しました。

 

「ほたるの里まつり」の様子

 

押込自治会長の青山さんは、今後の展望について「始めたときはどうなることかと思いましたが、だんだん協力者が増えて、それを引き継ぐ若い人たちにバトンタッチをどのようにしていくかを考えながら、これからも発展させていきたい」と話します。

 

青山さん

 

ホタル“で”始まったつながりが、「ホタル“が”繋げる 地域の輪」に変化しました。

その変化から生まれた、街に灯る小さな光が新しい道を照らします。

 

「ピカピカ光って楽しかった」と、人生で初めてホタルを見た子どもの笑顔が印象的でした。

 

人生で初めてホタルを見たという参加者

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2026年6月17日放送)

SDGs

 

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