なぜ?火山の近くに生息する鳥「ツカツクリ」【地球派宣言】

パプアニューギニア (C)HOME

 

オーストラリアの北に位置するパプアニューギニア
噴煙がのぼる活火山のある島国です。

 

一面を火山灰に覆われた海岸に生息する鳥がいます。

火山灰が降り積もった海岸 (C)HOME

 

足の力がとても強いのが特徴のツカツクリです。

ツカツクリ (C)HOME

 

ツカツクリは、パプアニューギニアの自然環境を利用して、卵をふ化させる珍しい鳥といわれています。
一体どうやって卵をふ化させるのでしょうか。

ツカツクリは足を使って、火山灰を掘っていきます。

強靭な足で穴を掘ります (C)HOME

 

見る見るうちに穴は深くなり、体が隠れてしまいました。

その場所を掘り返してみると、そこにあったのは卵。

産み落とされていた卵 (C)HOME

 

火山の地熱を利用して卵をふ化させるのです。

ツカツクリは産卵したあと、卵に一度も触れることはありません。
かえったヒナは、自分の力だけで土をかき分けて外に出ます。

そして、親の保護を受けることなく、自分でエサを探し成長していくのです。

ツカツクリ (C)HOME

【地球派宣言アーカイブズ(2006年)より】

 

 

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2021年1月13日放送)

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