【山口県長門市 青海島】“海上アルプス”で発見!オモシロ生態|地球派宣言

今回撮影に向かったのは、山口県長門市にある青海島。

 

青海島(ドローンで撮影)

 

青海島は北長門海岸国定公園の代表的な景勝地。

断崖絶壁や洞門、奇岩が連なるその姿から、“海上アルプス”とも呼ばれている場所です。

 

青海島(ドローンで撮影)

 

今回、カメラを向けるのは……この海の中です。

 

青海島(ドローンで撮影)

 

水中カメラマンのガイドを担当してくれるのは、20年以上も青海島の海に潜り続けている笹川さんです。

 

シーアゲイン 笹川勉さん

 

笹川さんは今の時期の青海島の海の様子について、「普段、日本海は荒れているイメージがあるんですが、今日は風も弱くコンディションは良い感じですね。今は、一年を通して一番魚影が濃い。南方系(温暖な海域に生息)の生物がたくさんいるので、熱帯魚などを見ることができる時期です」と話します。

 

青海島

 

準備を整えて海の中へ。すると……

さまざまな生き物たちが出迎えてくれました。

 

水中の様子

 

イソギンチャクからひょっこり顔を出したのはクマノミの幼魚です。

クマノミは外敵から守ってもらいながら近くを泳ぐことで新鮮な海水をイソギンチャクに送り、元気にしてあげる「共生」関係の代表格。

 

クマノミ

 

さらにアカホシカクレエビも共生する生き物です。

魚の体についた寄生虫や食べカスを掃除し、それがエビのエサになるという、持ちつ持たれつの関係です。

 

アカホシカクレエビ

 

ハナイカを見つけました。

世界でも類を見ないほど派手な体の色を持つ体長8センチほどの小さなイカです。

その美しさと地面を歩くような独特の動きでダイバーや写真家を魅了しています。

 

ハナイカ

 

ここ青海島沿岸は、南の海を思わせる色鮮やかな生き物たちが次々と姿を見せます。

なぜ青海島に集まるのでしょうか?

 

ミノカサゴ

 

その理由のひとつが、対馬暖流です。

対馬暖流は、東シナ海から日本海へ流れ込む暖かい海流。

それに乗り、南の方から幼魚などが運ばれてくることがあります。

 

海流図

 

こうした魚たちは「季節来遊魚」と呼ばれています。

この季節来遊魚が、青海島沿岸の海流に乗り集まってきます。

 

モンヨウフグ

 

そんな豊かな海で狙うのは、生き物たちの独特な生態。

 

水中の様子

 

口を大きく開いているのは、オオカズナギです。

縄張りを守るためや求愛の時にも大きな口を開けてあまがみのような行動をする魚です。

 

オオカズナギ

 

ここにエビが隠れています。どこにいるかわかりますか?

 

キミシグレカクレエビ

 

隠れているのは、キミシグレカクレエビ。

ムチカラマツというサンゴの仲間に擬態して身を守っています。

 

キミシグレカクレエビ

 

笹川さんは青海島の海の生き物の多様性について「特に長崎付近で繁殖する生物が流れてくるといわれています。その生物が成長するためいろいろな魚を見ることができています」と話します。

 

水中の様子

 

この日、さまざまな生き物をカメラにおさめることができました。

季節やタイミングによって海の中で出会う生き物も変わります。

 

コンゴウフグ

 

“海上アルプス”と呼ばれる、青海島。

その海の中には、南からやってきた小さな命が息づいていました。

 

青海島(ドローンで撮影)

 

この海で生きるさまざまな生き物たち。

この先、青海島の豊かな海でどんな出会いがあるのでしょうか。

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2026年11月4日放送)

SDGs

 

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