【カープ】ドラ1の栗林良吏投手 磨きをかける“2つの武器”とは?

『1年間一軍』を今年の目標にあげるのは、ドラフト1位ルーキーの栗林良吏(くりばやし りょうじ)投手。「即戦力で獲ってもらったので、しっかり1年間チームの勝利に貢献できることが恩返し」と、決意を新たにする。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、“今シーズンのカープ投手陣を牽引してくれる”と大きな期待のかかる栗林投手をフカボリ。偉大なレジェンド達が背負った背番号20を受け継ぎ、沖縄キャンプでもその系譜に相応しい力を日々着実に示す栗林投手に話を聞いた。

※以下データはすべて2021年2月27日O.A.時現在

 

初日からハイペースなアピール合戦が繰り広げられる今キャンプで、周りのペースに惑わされることなく自分の調整を貫き、ベストパフォーマンスを発揮し続ける。

「合同自主トレの時の大瀬良(大地)さんや中﨑(翔太)さん、沖縄に来てからも(1学年下の)森下(暢仁)や九里 (亜蓮)さんから、“慌てないことが大事”だと教わったおかげで自分のペースでやれているのだと思う」とアドバイスを真摯に受け止め、じっくり調整を続ける栗林投手。

 

ここまで実戦2試合に登板して2イニングをノーヒット。与えられた登板機会の中で、着実に結果を残している。
「ここから本当に期待に応え、信頼を勝ち取れるような結果と内容を求めていきたい。」

さらに上のレベルを追い求めて、今“2つの武器”に磨きをかけている。

 

磨きをかける一つ目の武器は『フォークボール』

一つ目の武器は『フォークボール』。第3クール初日(2月11日)には、現役時代フォークを武器に通算165セーブをあげた永川勝浩コーチに自ら志願し、レクチャーを受けた。
「ちゃんと落とすというイメージと、投げる感じを教わった。」
第5クール最終日の中日との練習試合では、永川コーチ直伝のフォークで三振を奪い、実戦の場でその成果を披露した。

 

磨きをかける二つ目の武器は『カットボール』

二つ目の武器は『カットボール』。教わったのは第5クールから一軍に合流したエース大瀬良投手。
「自分のカットボールはちょっと大きく曲がり過ぎるところもある。キャッチボールで、大瀬良さんの手元でクイっと曲がるようなカットボールを捕った時に、“このカットボールを投げたい”と思いアドバイスを受けた。大瀬良さんの投球を見ていても、そのボールが有効的に使われていると思う。自分にもあれば投球の幅を広げる事ができるし、相手にも嫌なボールにもなる」と、自身のレベルアップのため、チャレンジを続ける。

 

「自分の理想はチームに信頼してもらって、大事な試合を任せてもらえるピッチャーになること。今は先発でもリリーフでも抑えでも、それぞれ信頼してもらえるポジションがあるなら、そこでしっかり活躍できるように、そのポジションをもらえるようにやっていきたい」と力を込めた。

 

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広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00)2021年2月27日放送
ライター 湯谷葉子

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