【カープ】2軍調整中の大瀬良大地投手、しなやかさを身につけ虎視眈々と3年連続の開幕投手を狙う!

「もちろん譲るつもりはない」と語るのは、大瀬良大地投手。過去2年連続で務めた“開幕投手の座”を今シーズンも死守するべく、キャンプで汗を流す。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、去年9月に右ひじの手術を受け、復活を目指す大瀬良投手をフカボリ。今の状態と、3年連続開幕投手への思いを聞いた。

投手陣の大黒柱として期待される大瀬良投手の今シーズンは、自身初の二軍キャンプからのスタート。
「昨年ケガをして離脱してからのキャンプインなので、二軍スタートというのは覚悟していた」と言い、「投手キャプテンになった事もあり、いろんな選手とコミュニケーションを取りながら練習できるいい機会になった」と前向きに捉える。

 

キャンプ初日は誰よりも早くブルペンに入った大瀬良投手。
「今年1年やるぞ!という気持ちを表したかった。あとはボールの質とかももちろん意識しながら、非常にいい25球を投げられたと思う」と、今シーズンにかける強い意気込みを感じさせた。

 

一球一球ていねいに投げるその姿には、これまでとは違った“柔軟性“が加わる。
ケガをしてリハビリ組に身を置きながらレベルアップを考えた時、年齢的に身体の硬さや疲労の抜け具合とかに思う部分があったので、筋力トレーニングで身体を大きくすることだけに目を向けず、柔らかさやしなやかさを目指して取り組もうと思いついたという。

 

「基本的にフォームをいじったところはひとつもなく、柔軟性や肩回りの機能改善といったところからしなやかさが生まれて、理想のフォームに勝手に近づいている」と分析する。身体にかかる負担を軽くするため、体重5kgの減量にも成功した。

手術からリハビリ期間は一進一退を繰り返し、「キャンプに間に合うかなという不安な時期もあった。しかしトレーナーさんや、たくさんの支えて下さる方々のおかげで、今は一切の不安なくしっかり開幕を見据えてやっている」と、順調な調整ぶりをうかがわせる。

 

沖縄キャンプでは、昨シーズン新人王の森下暢仁投手と、同期入団の九里亜蓮投手が開幕投手争いを繰り広げている。
「こんな状態だが、もちろん譲るつもりはないし、やれると思っているので、任せてもらえるようなパフォーマンスをしっかり見せたい」と自信を見せる。

 

「(エースは)何年もいい結果を残してこそ、たどり着くものだと思うので、なんとかいい成績を残せるようにやっていきたい。昨年も悔しい思いをしたので、みんなが最後に笑っていられるように優勝、日本一を目指してがんばっていきたい」と力を込めた。

 

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広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00)2021年2月6日放送
ライター 湯谷葉子

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