【カープ】エース大瀬良に弟子入り!活躍を期する山口翔投手

「本当に悔しいシーズンだった」と甘いマスクながら力強く話すのは、山口翔(やまぐち しょう)投手。ケガに悩まされ一軍昇格のなかった去年を振り返りそう答えた。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、プロ4年目のシーズンを迎える山口投手をフカボリ。エース大瀬良大地投手とともに行う自主トレーニング中に話を聞いた。

 

山口投手は熊本工高から2018年度のドラフト2位で入団。プロ2年目の2019年5月30日には一軍で初先発を任されると、ヤクルトを相手に7回2アウトまでノーヒットピッチング。ストレートを武器にプロ初先発で初勝利を飾った。

 

先発ローテーション入りも期待された3年目の去年。春季キャンプ一軍スタートとなったものの、後半からは二軍へ。同期入団で同い年の遠藤淳志投手が先発で活躍する中、一軍に上がることすらかなわなかった。

「自分の体のこともよく知らないまま、こうしたり、ああしたり・・・。何もかも中途半端で結果も出ず、ケガにもつながった。そこは反省すべき点だった」と悔やむ。

同期の遠藤投手の活躍を見守り、応援しながらも「心のどこかで悔しさがあったり、自分は何をしているんだろうと思った」と明かす。

 

覚悟を持って臨むプロ4年目のシーズン。山口投手はエース大瀬良塾の門を叩いた。「大地(大瀬良)さんが去年からアドバイスや話をして下さったので、(オフ)は大地さんも大野練習場で練習されているので、“自分もお願いします”と言った」と話す。

山口投手について、大瀬良投手は「真面目すぎるがゆえに、いろいろ考えすぎてしまう部分がある。いい形でキャンプインできるようにお手伝いしたいなと思う」と後輩の思いに応えようとする。

 

“体力作り”から、“筋肉の使い方”、“ボールのリリースポイントの位置や角度”まで。エースからのアドバイスを吸収し、目前に迫った4年目のキャンプインに備える。

思い描くのは再び一軍のマウンドで輝く自分の姿だ。「今年こそは、どん底からはい上がれるように、まずはしっかりアピールしていき、もう一度一軍で勝利をつかみ取れるように全力でやっていく」と、4年目の活躍を誓った。

 

動画はこちら YouTube「勝ちグセ。Carpチャンネル」

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 2021年1月23日放送
ライター 湯谷葉子

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