フラミンゴはなぜピンク色?体に隠れた意外な秘密【地球派宣言】
アフリカ大陸、ケニアの広大な湖。
そこは、数千、数万で群れをなす、フラミンゴの生息地です。
淡いピンク色が特徴のフラミンゴ。
その、体に隠された意外な秘密とは?
広島市の安佐動物公園では、フラミンゴを間近で観察することができます。
フラミンゴの生態に詳しい、飼育係の畑瀬さんに聞きました。
【フラミンゴの秘密 その1・・・羽の色】
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自然界では、エサとなる藻類などに含まれている「ベータカロテン」や「カンタキサンチン」が羽に蓄積してピンク色になるといわれています。
このため、安佐動物公園では、「カンタキサンチン」が含まれたフラミンゴ専用のエサを与えています。
羽がピンク色をしているのには、食べ物だけではなく、もう1つ理由が。
フラミンゴは、羽に防水機能を持たせるために、しっぽのつけ根あたりから出る油を自分で塗ります。
その油が赤いので、油を塗りお化粧をし続けていることでピンク色の羽になるそうです。
【フラミンゴの秘密 その2・・・クチバシ】
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フラミンゴのクチバシはとっても大きく、下に曲がった独特の形をしています。
エサを食べるときに首をさげると、上クチバシが下につき水面と平行になります。
その状態で、水面近くのプランクトンなど細かいエサをこしながら食べます。
口の中にエサを水と一緒に入れて閉じると、口の中にエサだけが残るようになっているのです。
【フラミンゴの秘密 その3・・・1本足】
フラミンゴは休んでいる時に、なぜ1本足なのでしょうか。
2本足で立っているときは関節が曲がった状態で、人間に例えると膝を曲げた状態だそうです。
しかし、1本の足で立つと関節はまっすぐになり、人間だと膝を伸ばした状態と同じになるそうです。
1本足で立つのは大変そうに見えますが、フラミンゴにとっては楽な姿勢というわけです。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2021年2月3日放送)