北海道の大自然を生きる動物の親子【地球派宣言】
2021.01.29
![じゃれあうキタキツネの子どもたち](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/97d57c306f5c962412e04df6fd437537-1024x576.jpg)
広大な十勝平野の平原に、キタキツネの子どもたちを見つけました。
北海道では、雪解け水が春を告げると、厳しい冬を乗り越えた動物たちが、大自然へと飛び出していきます。
![北海道の東部に広がる十勝平野](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/505cb70c99717723e504d7cbef9e4b33-300x169.jpg)
子どもたちのもとに、エサを求め狩りに出ていたお母さんが帰ってきました。
お腹をすかせた子どもたちが集まってきます。
エサを捕まえられない日は母乳だけ。それも自然界の厳しい掟です。
![キタキツネの親子](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/a29dd8a758c6a098092088e67e26b5e3-300x169.jpg)
野生動物に、人間の食べ物をエサとして与えてはいけないのがルール。
しかし、人間が与えた食べ物が、動物たちの側に落ちていることもあります。
![キタキツネに与えられたエサ](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/d76c24c78d007dcb0682bbbe9f903906-300x169.jpg)
野生と人間の境界線があいまいになることは、どちらにとっても不幸。
私たち人間が一線を越えないことが、キタキツネを守ることに繋がるのです。
次に訪れた、根室市の湿原にはタンチョウヅルが集まっていました。
白く美しい羽毛に覆われ、鮮やかな赤色を帯びた頭頂部が特徴です。
![タンチョウヅル](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/18bde497ca96c767ed8fa5742d3e36e8-300x169.jpg)
生まれてまもないヒナも一緒です。
![ふかふかの羽におおわれたタンチョウヅルのヒナ](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/1d7eda219646e233c00ab36d41029fc7-1024x576.jpg)
そこに現れたのは、ヒナを狙うカラス。ヒナは親鳥のそばを離れないよう必死です。
この時は、親鳥がカラスを追い払い、ヒナは無事でした。
![ヒナを狙うカラスを追い払う親鳥](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/51cb7654f8b43cabfd48b54d59232c6c-300x169.jpg)
湿原に日が沈みはじめたころ、光り輝く水面にタンチョウヅルの親子の姿が。
自然が作り出す美しい日本の景色がここにありました。
![水面を歩くタンチョウヅルの親子](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/52ed94d88058ca94daff5308c20e698e-300x169.jpg)
一方、根室市の野付半島では、失われつつある自然がありました。
50年ほど前までトドマツの林が存在していた場所は、海面上昇や地盤沈下によって海水が侵食し、残っているのは立ち枯れた木だけ。
![枯れてしまったトドマツの林](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/805fcb9b73f02f6fc06d023841d91d98-300x169.jpg)
豊かな自然のすぐ側では、こうした環境の変化も刻々と進んでいます。
【地球派宣言アーカイブズ(2019年)より】
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2021年1月27日放送)
![SDGs](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/66b535962734fccd0f40b2abe32bf6ba-300x169.jpg)