二刀流で地域おこし!古民家レストランの絶品グルメ!(三次市)
広島県内にある、絶品グルメがいただける一度は行ってみたいポツンと一軒グルメ。
今回は広島県三次市青河町。
山や畑に囲まれた、小高い丘の上にポツンとありました。
農家レストラン「こいこい屋」。
どぶろく醸造と農家レストランの2つの顔を持つ店です。
地域活性化をはかるため、地域の方が67人で合同会社を設立。
町民で出資して999万円を集め会社をおこした、地域の皆さんの熱い思いが詰まったお店です。
切り盛りするのは、代表の岩崎積さんをはじめとした三次市青河町の有志の皆さん。
農家レストラン こいこい屋青河町の有志の皆さん(中央 代表:岩崎積さん)
このお店は空き家になっていた築80年の古民家を改装して作りました。
町の人たちの期待をうけて、2015年にオープン。今年で8年目です。
ここは、町をPRする拠点。町にとって過疎化問題は深刻な悩みです。
昔は約800人くらいの町民がいたそうですが、現在は300人台まで減っているそうです。
広い店内には、テーブル席と座敷があり、昔懐かしい雰囲気の中で食事をすることができます。
店内
ここでいただけるのが、「天ざるそばセット」。
季節ごとに、その時期にしか食べられない山の恵みを使った旬野菜の天ぷらに、元小学校の先生が打ったおそばを堪能できます。
この時期の天ぷらは、辛味大根や、タラの芽、フキノトウ、店のまわりにある原木で作るシイタケなど、地域で採れるものが中心。
また、地域の人たちが持ち寄った野菜も使っています。
新鮮な野菜の美味しさがギュッと詰まった、美味しい天ぷらです。
天ざるそばセット(並) 1,500円
こだわりのそばは、徳島県の祖谷から「そばの種」を分けてもらい、口和町や高野町で栽培したソバの実を使ったそば粉を使います。
打つそばは「二八そば」。
時間がたっても伸びにくいのが特徴だそうです。
少し甘めのカツオだしのつゆでいただきます。
爽やかなのど越しで、そばの香りを感じることができる、美味しいおそばです。
この他にも、小鉢が付いてきます。充実のセット内容です。
またこのセットには、オリジナルの「どぶろく」が、最高に合います。
地域活性化のために作り始めた「どぶろく」。
自分たちで作ったお米を使い、どぶろくを醸造しているんです。
町おこしのために付けた名前が「しろいホタル」。
実は、平成27年に三次市が「どぶろく特区」の認定を受けましたが、「どぶろく特区」の条件として、自分たちで作った米を使用すること。民泊かレストランを経営しなければならないこと。その条件をクリアするために、どぶろく醸造と農家レストランが合わさった「こいこい屋」を始めたんだそうです。
どぶろく「しろいホタル」は、トッレッタ三次や君田温泉などでも購入できます。
どぶろく 300ml 680円 500ml 1,100円 たべるあまざけ 350円
トレッタ三次・君田温泉・こいこい屋にて販売
しろいホタル
山の中の静かな集落で、地域の皆さんが心を込めて作った、おそばと天ぷらとどぶろくを、ぜひ一度味わってみてください。
その温かさを感じる事ができると思いますよ。
店舗情報
店舗名 | 農家レストラン こいこい屋 |
住所 | 広島県三次市青河町1294-4 |
電話番号 | 090-1688-1294 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
営業日 | 土曜日、日曜日のみ営業 |
広島ホームテレビ『5up!』(2023年2月17日 放送)