【カープ】後半戦巻き返しのキーマン野間峻祥選手が語る新リードオフマンとしての覚悟とは?

前半戦が終了し5位と苦しい戦いが続くカープ。

そんな中、行われた「2021プロ野球エキシビションマッチ」でひときわ輝いたのが野間峻祥(たかよし)選手。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、プロ7年目の野間選手をフカボリ。エキシビションマッチ9試合すべてに出場し、打率.500の好成績で後半戦巻き返しを狙う野間選手に、1番打者への思いとレギュラー定着への覚悟を聞いた。

※データはすべて2021年8月14日O.A.時現在 ※以下、敬称略

野間峻祥選手 野間峻祥選手

今シーズンの開幕は、ケガもあり二軍スタート。それでも5月に一軍昇格すると、6月30日の巨人戦で2年ぶりとなる1号ソロHRでチームを勝利に導いた。
しかしその後は、12打席連続ノーヒット。打率.261で前半戦を終えた。
「HRを前半戦に打った後から、少しひっぱりというか、ひっかけた凡打が多くなっていた」と振り返る。

 

その改善策として「インサイドアウトのイメージで打っていた方が打率的にも上がってくると思うし、空振りも少なくなっていくと思うので、常々意識してやるようにはしている」と打ち明ける。

インサイドアウトとは、“グリップを先に出し、ヘッドの返しを遅らせる打ち方”。
最短距離でミートするので正確性やパワー伝達のロスが少ないと言われている。
そのスイングを定着させるために、なんと長さ86cm、重さ1400gのグリップと芯の間が膨れ上がったバットを練習用に取り入れたと明かす。

グリップと芯の間が膨れ上がったバット グリップと芯の間が膨れ上がったバットで練習中の野間選手

ティーバッティングの際に積極的に使用すると、「手前に重さがあるので勝手にバッドがインサイドアウトからあまりこねるように動きがなく、そのままヘッドを返らず出てくれるというか、イメージが出やすい。(その効果かどうかは)わからないが、いい結果が出ているので続けていこうと思う」と話す。

 

 

バッティングの意識を変え、打撃力アップを狙う野間には、自らの長所を生かすために、こだわっている打順がある。
「毎年言っているし、自分のタイプ的に“足”があるので、やっぱり『1番』を打ちたいという気持ちはある」と力を込める。

「こだわるのは1番という打順」野間峻祥選手

 

前半戦、最後の9連戦のうち4試合に1番バッターとして出場し、チームの勝利に貢献。
エキシビションマッチでも出場した9試合のうち1番バッターでスタメン出場したのは7回と、新リードオフマンとしての活躍が期待される。

 

「早いカウントではしっかり自分のスイングをして強い当たりを打っていきたい思うし、追い込まれれば球数多くピッチャーに投げさせたりと、いやらしい打撃ができれば一番。個人的には、これから大事な後半戦が始まるが、チームとしてもこのままでは終われないという気持ちもある。一つ一つ、1試合1試合チームに全力で貢献できるようにがんばりたい」と、巻き返しへの意気込みで締めくくった。

 

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 2021年8月14日放送
ライター 湯谷葉子

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