大谷翔平投手に並んだ! R. コルニエル投手が日本球界最速165キロを生んだ秘密に迫る!

「今後何キロくらいいけるかわからない。状況やアドレナリン次第だが、なんとか165キロ以上投げたい」。そう目を輝かせるのは先月20日、日本球界最速タイ記録となる165キロを叩き出したR. コルニエル投手。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、中継ぎの一角を担うコルニエル投手をフカボリ。豪快なストレートがウリのちょっとお茶目な26歳に話を聞いた。

※データはすべて7月10日O.A.時現在 ※以下、敬称略

R. コルニエル投手 R. コルニエル投手 ©広島ホームテレビ

2019年、練習生として来日。そこから育成契約、支配下登録と順調に階段を上ってきたが、本人の中では転機になった経験があるという。「昨年フェニックスリーグで先発ができたことがいい経験になった。先発として長いイニングを投げられるから自分の球種を増やせたり、対バッターの経験も積めた」と振り返る。

 

巡ってきた経験の場を自分のものにし、その結果、今シーズン開幕直前に念願の支配下登録を勝ち取った。そして驚異の一球に球場の視線が釘付けになったのが、6月20日のDeNA戦。5回裏に日本球界最速タイ記録の165キロを叩き出した。

 

「大谷翔平選手と自分しか165キロを投げていないのですごく嬉しい」と話すコルニエルだが、

意外にも本人は伝えられるまでその記録を知らなかった。「西川(龍馬)と(鈴木)誠也が教えてくれた。知った時は嬉しかったし、チームメイトも喜んでくれた。“165キロ以上いけそうだね“とも言ってくれた」と笑顔を見せる。

R. コルニエル投手 笑顔でインタビューを受けるコルニエル投手 ©広島ホームテレビ

最大の武器は、言うまでもなくストレート。あの豪速球はどのように生まれるのかを聞くと「下半身をしっかり使ってバッターに向かっていくこと。そして肩のトレーニングもすごく大切だと思う」と答えた。

コルニエルにはイニングを投げ終えてベンチに戻る時にお決まりのポーズがある。塁間のライン際でダンスのようにジャンプして、グラブを叩きながら跳び越す。「ルーティンみたいな感じ。ジャンプする時に神様に“お願いします”と願っている」と明かす。

練習中のコルニエル投手 練習中のコルニエル投手 ©広島ホームテレビ

ここまでチームトップの33試合に登板し、中継ぎの要としてチームに欠かせない存在となった今、目指すべき姿も見えてきた。「今の目標はチームを助けるためにがんばりたい。いつでもチームの必要としているところで自分の仕事をしたい」と決意を示す。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 7月10日放送

ライター 湯谷葉子

LINE はてブ Pocket