命の灯を繋ぐ 本通の保護猫カフェ【地球派宣言】
2021.08.13
2022.04.28
広島市中区の本通商店街にある「保護猫カフェ 廣島ねこ奉行」。
野良猫や様々な事情で飼えなくなった猫を引き取り、新たな飼い主を探す取り組みを行っています。
保護猫カフェ 廣島ねこ奉行 (C)HOME
店内は、とにかく猫がたくさん。
代表の野田友恵さんによると
「今、お店にいる子が30匹以上。ここに来るのを待っている子が10匹ぐらい」とのこと。
狭い所が好きな「すーちゃん」 (C)HOME
ここで生活している猫の性格も様々。
怖がりの子もいますが、基本的には人懐っこい子が多いようです。
好奇心旺盛「こまちちゃん」 (C)HOME
環境省のデータによると、昨年保護された猫の数は約53,000匹。
そして、その半数以上は、引き取り手がなく悲しい運命を辿っています。
保護された猫たち (C)HOME
しかし、近年では、行政や民間の動物愛護事業者の活動もあり、その数は年々減少。
「廣島ねこ奉行」でも、昨年は134匹が新しい家族のもとに向かいました。
実際に猫を引き取ったという中村さんは、
「毎日すごく幸せです。ちょっと臆病な感じで、慣れたらゴロゴロと甘えたり、遊びも好きで、一緒に過ごしていて幸せを与えてくれる子です」と話します。
中村家の「はな」3歳 (C)HOME
昨今の猫ブーム、そしてコロナの影響によるペット購入者の増加。
数年後には、飼えなくなり放棄するケースや高齢者の飼育困難が増え、問題となるのではと野田さんは危惧します。
そして、「そうならないように注意するだけではなく、仕組みを作っていくことが大切」とも。
生命ある存在 (C)HOME
私たちは、他の生きものたち・・・小さな体に生命を宿す存在を守るために何をすべきなのか・・・。
取り巻く問題を深く知ること、そして、その生命の重みをしっかり考えることが大切です。
広島ホームテレビ『5up!』
地球派宣言コーナー(2021年8月11日放送)