夏の象徴「ヒマワリ」 実はたくさんの花の集合体【地球派宣言】
2021.08.05
2022.04.28
夏空を彩る太陽の花、ヒマワリ。
北アメリカ原産のキク科の1年草で7~8月に花を咲かせます。
![夏を代表する花「ヒマワリ」](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/aa79e1b79a48e8a1431c7213ddd1298a.jpg)
広島市植物公園で栽培されているのは約1,600株。
咲き乱れた花を見に、夏休み中の子どもたちやカメラに収める人たちで賑わいます。
![広島市植物公園にて](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/069fceda0038baa9330dd5f49e87f4ee.jpg)
管理課の大矢祐一郎さんによると、“サンフィニティ”という品種で、一般的なヒマワリと比べるとやや小ぶり。
1本の茎から枝分かれし、1株で50~100輪の花を咲かせます。
![サンフィニティと大矢さん](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/5539538babf63db8f9fc80f22cdb4636.jpg)
実はヒマワリは小さな花の集合体。
花びらに見える黄色の部分は“舌状花(ぜつじょうか)”と呼ばれ、1枚1枚が独立した花となっています。
![外側には複数の舌状花](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/7cfa9e61fdf2273bae1bdc4d8332549d.jpg)
そして、真ん中の黒い部分は、1つひとつが“管状花(かんじょうか)”という花で、受粉して種をつけます。
![黒い部分も1つずつが花](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/1071683b3b8a8045608520228e9a058f.jpg)
1輪の大きな花に見えるヒマワリは、この“舌状花”と“管状花”が集まって1つの形を作っています。
これはキク科の植物に見られる大きな特徴です。
ヒマワリの歴史は古く、紀元前から北アメリカで食用として広く栽培されてきました。
日本には江戸時代に伝わり、花が太陽の動きにつれて回ることから、“ヒマワリ”と呼ばれるようになったと言われています。
![太陽に花の顔を向けて咲く](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/eabb7a4c9bb35c2e782dec3e9cf7e322.jpg)
夏の日に咲く太陽の花。
悠然とし、燦燦と輝くその姿を歌人・与謝野晶子は次のように詠っています。
『髪に挿せば かくやくと射る 夏の日や 王者の花の こがねひぐるま』
![黄金日車・・・ヒマワリの異名](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/43fb219ce1f8db5274eab62c212a6f59.jpg)
広島ホームテレビ『5up!』
地球派宣言コーナー(2021年8月4日放送)
![](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/bed6b710437cacc1d566e3c76fb5fc1d-1-1024x577.jpg)