【江田島市大柿町で観察会】タイムリミットは2時間 珍しい生き物が|地球派宣言

海岸で生き物を探す子どもたち。

先日、江田島市大柿町で行われた自然観察会ですが、今回はいつもとはちょっと違います。

 

生き物を見つける参加者

 

主催したさとうみ科学館の西原直久館長は「いつもは茶臼山で観察するんですが、今回は健脚コースということで島の最南端まで歩いていこうということになっています」と話します。

 

さとうみ科学館 西原直久館長

 

目指すのは江田島市の最南端、親休鼻(おやきゅうばな)。約1時間、ひたすら歩いて向かいます。

体力に自信のある希望者のみですが、なぜ、そんなに遠い場所に行くのでしょうか。

引率するさとうみ科学館の平山良太さんは「人が来る場所ではないのでかなり潮が引かないと歩いて来られない。年に1回来られるか来られないかぐらいなので、今日はチャンスです」と話します。

 

引率するさとうみ科学館 平山良太さん

 

制限時間は潮が満ちるまでの約2時間。時間に限りがあるため、参加者は足早に進みます。

と、ここで、引率の平山さんの足が止まります。

アメフラシがアオサを食べていました。

「春の風物詩、これが来たら春だなという感じ」と平山さんは言います。

 

アメフラシ

 

春を感じさせる生き物との出会い。

さらに進んでいくと・・・砂浜でスカシカシパンを見つけました。

平山さんは「スカシカシパンは広島県では準絶滅危惧種で、穴が開いているところから水と泥を出しながら潜っていきます」と参加者に説明します。

 

スカシカシパン

 

ほかにも、大きなヒトデや魚などを次々と発見。

その都度、参加者たちの足が止まります。

「先に進まないと、誘惑が多すぎて、(目的地に)たどり着けない」と平山さん。

 

イトマキヒトデ

 

出発から約30分、足場が険しくなってきました。

軽やかに進む子どもたち。しかし、大人は足取りが重くなっていきます。

さらに進んでいくと、大人1人が通れるぐらいの岩の隙間が行く手に立ちはだかります。

 

岩の隙間

 

背中をかがめてゆっくり進むと、目的地の親休鼻がようやく見えてきました。

しかし、残り300mのところで時間切れ。

来た道を戻りながら生き物を探します。

 

来た道を戻る平山さん

 

ここで平山さんが何かを見つけました。

「クロフジツボとカメノテ、これがいたらめちゃくちゃキレイな海」と話します。

スタートから約1時間半、潮が満ちてきたので急いで戻ります。

参加した子供たちからは「アメフラシやウニの量にビックリした。驚くものがたくさん見られたので良かった」といった声や、「自然ってすごいなと思った」といった声が聞かれました。

 

クロフジツボとカメノテ

 

目的地にはたどり着きませんでしたが、それでも80種類以上の生き物を見ることができました。

さとうみ科学館の西原館長は「数が少なくなったといわれる生き物も、環境がしっかり整っていればこの身近にもいるんだよということも感じてもらえたのではないかと思います」と話しました。

 

生き物を見せる平山さん

 

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2026年5月6日放送)

SDGs

 

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