【9/23まで】福山天満屋で「100年先を行った絵画の50年後の現在 荒川修作展」開催中|アメリカ現代アート界で評された荒川修作の作品約25点が一堂に
2024年9月11日(水)~9月23日(月・振休)の期間、福山天満屋 6階 美術画廊にて「100年先を行った絵画の50年後の現在(いま) 荒川修作展」が開催されています。
戦後単身ニューヨークに渡り、アメリカ現代アート界でアンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズらと並び評された荒川修作の作品約25点が一堂に会します。
会場のようす
荒川修作プロフィール
荒川修作は、1936年、愛知県生まれのアーティスト・建築家です。
武蔵野美術大学を中退後、同級生の赤瀬川原平らと共に前衛芸術グループ、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズを結成。
25歳でニューヨークへ渡りました。
マルセル・デュシャンら、トップアーティストからの評価を得て、アメリカで一流のアーティストとして認められていきます。
『あるいは具体化している重さ の招き あるいは細部 模型の 実在している距離と』(1980年制作)
1960年以降の作品では、シルエットや矢印、線、写真、色のグラデーションなど、次元の異なる要素を使用して、対象を記号化したような絵画「ダイヤグラム(図式)」シリーズの制作に取り掛かります。
『UNTITLED』(1965年制作)
後に荒川修作は、従来の美術・芸術の範疇におさまらない総合芸術家としての活動に重きを置き、人間の身体により直接働きかける建築的作品、都市計画を中心としたプロジェクトを計画。
1995年、岐阜県養老町に養老天命反転地、2005年には三鷹天命反転住宅を建設しました。
「死なないために」をテーマとした活動は、国内外多くの美術館で紹介され、2010年の没後も、その作品と建築は、美術の分野にとどまらず、今も世界中の研究者の注目を集めています。
『そしてあるいは肖像の中に』(1975年制作)
会場では、展示作品を購入することもできます。
この機会に荒川修作の作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。
『Next to the last』
開催情報
日程 | 2024年9月11日(水)~23日(月・振休) |
時間 | 10:00~19:00(最終日は17:00閉場) |
場所 | 福山天満屋 6階 美術画廊(福山市元町1-1) |
お問合せ | TEL:084-927-2521(福山天満屋 6階 美術画廊 直通) |
※都合により出品内容の一部に変更がある場合があります。
ひろしまリード編集部
※この記事の情報は2024年9月時点のものです。情報は変更になる場合があります。