【カープ】今季も先発の軸 九里亜蓮 試練超えるルーキー左腕 森浦大輔

『みみよりライブ 5up!』北別府学の「週刊GO up!」(2021年3月29日放送)では、「今季も先発の軸となる男!試練超えるルーキー左腕!」をテーマに、北別府学さんとお送りしました。

まずは昨シーズン、開幕からローテを守り初の規定投球回に到達した九里亜蓮投手。

 

 

開幕カード2戦目の中日を相手に先発し、6回1失点の好投で今季初勝利をマーク。

その印象について北別府さんは
「今までは常に全力投球でほとんど余裕がない投球をしがちだった。今年はキャンプ&オープン戦から、コースを狙い過ぎずに力を抜いて、変化球で上手くカウント取れている。
今季初登板の緊張感もあり初回に失点したが、二回以降切り替えられたのは大きい。力の入れ具合や緩急のメリハリをさらに使えるようになれば、もっと投球が楽になる」と話しました。

その上で
「“今年は見ておけ!”という意識で、周りに自分の実力を認めさせる投球を目指してほしい!同期でライバルでもある大瀬良が完投できなかったら“俺がやってやるんだ!”という気持ちで引っ張ってほしいし、それが出来る投手。先発ローテで回るからにはタイトルを意識することも大事」と期待を込めました。

 

続いて、ドラフト2位ルーキーの森浦大輔投手。

開幕2戦目、しかもチーム初勝利がかかっていた中でのプロ初登板。
続く試合でも連投し、計2イニング無失点、いずれもホールドを記録した投球について北別府さんは

「デビュー戦は、とにかくストライクを投げ込もうという事しか考えられないくらい必死で余裕がなかっただろう。これまで見てきた登板では、簡単に四球を出さずコントロールが良い印象だったが、一生懸命さが球に伝わって多少乱れた。
デビュー戦だし、すんなりいかないのは当然。これから何度も対戦していくなかで彼自身も打者の特徴がわかってくる。ピンチの場面を作ってしまっても抑えきったことは評価できるし、ホールドを2つ記録したことは自信にもなるだろう」と振り返りました。

 

 

今後の課題や期待感については
「本来の彼の投球は四球絡みで崩れることはないはず。左バッターをきっちり抑える&四死球で無駄なランナーを出さないなど、ベンチの要求や期待に応えるピッチングをしっかり果たし信頼度を上げてほしい。
今後はもっと早い回での登板、ワンポイントなど、幅広い起用法にもなるだろうが、どの場面でも準備をしっかりして安定した投球を目指してほしい」と言葉を送りました。

 

投手キャプテンの大瀬良と同期、プロ8年目を迎えた九里投手。
ルーキーながら、開幕カードから奮闘した貴重なサウスポー森浦投手。今季の活躍に、カープファンから熱い視線が注がれます。

 

 

広島ホームテレビ
みみよりライブ 5up!』(2021年3月29日放送)
「北別府学の週刊GO up!」

ライター 廣瀬隼也(HOMEアナウンサー)

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