繁殖期のフンボルトペンギン あるモノに目がないんです!【地球派宣言】

ペンギンといえば、寒い地域に生息するイメージがありますが、実際には南半球の広い範囲に生息しています。
今回は、ペンギンたちの“繁殖期にとる行動”に注目しました。

フンボルトペンギン (C)HOME

広島市の安佐動物公園で飼育されているフンボルトペンギンは、南米ペルーが生息地です。

 

1月下旬。
飼育されている6羽のフンボルトペンギンのうち、外に出ていたのは1羽だけ。
ほとんどが、巣穴に入ったまま出てきません。
繁殖期になると、それぞれの巣穴にこもってしまいます。

外にでているのは1羽だけ? (C)HOME

 

巣ごもり中のフンボルトペンギン。
実は『あるモノ』に目がなく、それを巣の近くに置くと、わざわざ取りに出てくるほど大好きなんだとか。

あるモノをくわえ巣へ (C)HOME

 

フンボルトペンギンが好きなモノ。
それは、巣材に使う乾燥した竹です。

巣作り用の乾燥した竹 (C)HOME

 

巣の近くに乾燥した竹を置くと、ペンギンたちが巣から出てきました。
次々と、クチバシで乾燥した竹をくわえて、巣穴へ運んでいきます。
自然界では、巣材に草を使うことが多いそうですが、安佐動物公園では竹を与えています。

巣作りがんばってます! (C)HOME

 

巣の中を覗いてみると…、くわえて運んだ竹がたくさんありました。
産んだ卵が転がらないよう滑り止めとして敷いているのです。

巣の中 (C)HOME

 

フンボルトペンギンの繁殖期は3月いっぱいといわれています。
元気な赤ちゃんが、生まれるといいですね。

巣ごもりする中 (C)HOME

 

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2021年3月3日放送)

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