繁殖期のフンボルトペンギン あるモノに目がないんです!【地球派宣言】
2021.03.05
2021.03.08
ペンギンといえば、寒い地域に生息するイメージがありますが、実際には南半球の広い範囲に生息しています。
今回は、ペンギンたちの“繁殖期にとる行動”に注目しました。
広島市の安佐動物公園で飼育されているフンボルトペンギンは、南米ペルーが生息地です。
1月下旬。
飼育されている6羽のフンボルトペンギンのうち、外に出ていたのは1羽だけ。
ほとんどが、巣穴に入ったまま出てきません。
繁殖期になると、それぞれの巣穴にこもってしまいます。
巣ごもり中のフンボルトペンギン。
実は『あるモノ』に目がなく、それを巣の近くに置くと、わざわざ取りに出てくるほど大好きなんだとか。
フンボルトペンギンが好きなモノ。
それは、巣材に使う乾燥した竹です。
巣の近くに乾燥した竹を置くと、ペンギンたちが巣から出てきました。
次々と、クチバシで乾燥した竹をくわえて、巣穴へ運んでいきます。
自然界では、巣材に草を使うことが多いそうですが、安佐動物公園では竹を与えています。
巣の中を覗いてみると…、くわえて運んだ竹がたくさんありました。
産んだ卵が転がらないよう滑り止めとして敷いているのです。
フンボルトペンギンの繁殖期は3月いっぱいといわれています。
元気な赤ちゃんが、生まれるといいですね。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2021年3月3日放送)