【県北に飛来】純白に変わる“冬の使者” オオハクチョウ|地球派宣言
2024.01.11
この冬、県北に「純白の冬の使者」とも呼ばれる珍しい渡り鳥がやって来ました。
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翼を広げると2m以上もある日本最大級の渡り鳥。その鳥とは『オオハクチョウ』です。
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10月頃から寒さを避けるためシベリアから日本へ飛来し、北海道や本州の日本海側の穏やかな湖や広い河川で冬を過ごします。
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長年、県北の鳥を観察する日本鳥類保護連盟 広島県支部の漆谷さんが、県北で初めてオオハクチョウの飛来を確認したのは2012年。
今回で4度目になるそうです。
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今回出会った4羽のオオハクチョウは、体が灰色がかっています。
その理由を聞くと、「オオハクチョウは、子どもの頃は灰色っぽいので、今回飛来したのは全て若鳥」とのこと。
幼いときに灰色がかっている体は、およそ3年かけて純白に変わると言われています。
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去年11月に飛来を確認したときからおよそ40日経った姿を比べると、くちばしの色が黄色く鮮やかになっていることも確認できました。
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穏やかで水の流れがない場所を好むオオハクチョウが、川幅の狭い江の川に飛来した理由のひとつに、好物の水草が豊富にあることが挙げられるそうです。
観察していると、長い首を水中に沈め、エサをほおばる姿も見ることができました。
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漆谷さんによると、オオハクチョウは3月頃になると再び大陸へと移動。また、人が近づくとそわそわして別の場所に飛んでいく可能性もあるそうです。
江の川で冬を過ごし、成長する姿をそっと見守っていきましょう。
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2024年1月10日放送)
![SDGs](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/66b535962734fccd0f40b2abe32bf6ba-1.jpg)