実は臆病!?肉食魚ピラニアの意外な生態|地球派宣言

地球派宣言の恒例企画「海の生き物魚(うお)もしろ図鑑」。

さかなのおにいさんこと川田一輝(かわた・かずき)さんが魚の生態について解説するコーナーです。

 

さかなのおにいさん 川田一輝さんと岡本愛衣アナウンサー

 

今回の舞台は、マリホ水族館。

「生きている水塊」をコンセプトに、水の中の一部を切り取ったような展示が楽しめます。

 

マリホ水族館

 

そのマリホ水族館で、11月30日までの期間限定で行われているのが、特別企画展『アマゾン探検隊』。

 

マリホ水族館の特別企画展『アマゾン探検隊』

 

普段は見ることのできないアマゾンの生き物を約30種類展示しています。

 

『アマゾン探検隊』で展示されているキイロアナコンダ

 

その中で二人が気になったのは、肉食魚「ピラニア」。

怖いイメージを持たれがちですが、実は意外なギャップがあるんです。

 

『アマゾン探検隊』で展示されているピラニア

 

ここからは、川田さんお手製のイラストで、そのギャップを教えてもらいます。

そもそも「ピラニア」という名前は、現地の言葉で“歯のある魚”という意味。

短い期間で歯が生え変わることで、鋭さをキープしています。

 

イラスト:川田さん

 

そんなピラニアは、血の匂いがすると大興奮。

出血した馬などが川を通るとものすごい勢いで食いついたり、時には共食いをすることも…。

 

イラスト:川田さん

 

怖いイメージのピラニアですが、実は、根は臆病。

しかも、祖先は草食の魚だったそう。

そう考えると、なんだか可愛く見えてきますね。

 

イラスト:川田さん

 

そんなピラニアが生息するアマゾンは、魚だけで約3,000種類、植物などを合わせると約40,000種類以上が生息しているといわれています。

まさに生物多様性の宝庫ですが、現在その生態系にある異常が起きていると川田さんは言います。

 

問題を語る川田さん

 

その原因となっているのが、「森林火災」や「森林伐採」など。

一度失われてしまった自然をもとに戻すことは簡単ではありません。

そこで大切になってくるのが、今あるものを守ること。

普段見ることができないこのような企画展を通して、知識や想像力を養い、今あるもの、総じて地球を守りたいという気持ちをみんなに持ってもらいたいと川田さんは話します。

 

川田さん

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2023年10月25日放送)

SDGs

 

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