まるで宝石?ロマンチックな川魚「オイカワ」|地球派宣言

地球派宣言の恒例企画「海の生き物魚(うお)もしろ図鑑」。

さかなのおにいさんこと川田一輝(かわた・かずき)さんが魚の生態について解説するコーナーです。

 

さかなのおにいさん 川田一輝さんと岡本愛衣アナ

 

今回の舞台は、四国水族館内の川魚などを展示する石倉の景。

 

四国水族館の石倉の景

 

今回紹介してもらうのは、ロマンチックな川魚「オイカワ」。

 

四国水族館のオイカワ

 

ここからは、川田さん自らが描いたイラストで地味なオイカワの大変身物語を解説してもらいます。

 

イラスト:川田さん

 

別名「ハエ」というように、呼び名も少し地味なオイカワ。

 

イラスト:川田さん

 

なんと、人間同様、思春期になると、ニキビ(追い星)ができるんだそう。

しかし、そんなオイカワがモテたくて本気を出すと・・・

 

イラスト:川田さん

 

プロポーズで自分が宝石のようになるんです。

そのカラフルで美しい姿は婚姻色と呼ばれています。

 

イラスト:川田さん

 

ロケ時は完全な状態とまではいきませんでしたが、婚姻色に差し掛かったオスが多数。

この状態からさらに美しくなるんだそう。

 

四国水族館のオイカワのオス

 

オイカワのような川の生き物が住むのは、きれいな川。

飼育するためには、水質の管理が重要になります。

どのようにして、きれいな水質を保っているのか・・・

 

四国水族館の川魚

 

その秘密は、こちらの巨大なろ過装置。

ここを通じてきれいな水が水槽に行き渡っているんです。

 

四国水族館のろ過装置の一部

 

このような大規模な装置を使いながら、日々生き物たちを大切に飼育する下村さんは、改めて自然界のすごさに気づかされたんだそう。

 

四国水族館 飼育展示部長 下村 実さん

 

それは、自然界では、このような装置がなくとも自然のサイクルがあり、水がきれいであるということ。

バランスがとれているからこそ成り立っている自然界ですが、そのバランスは一回崩れてしまうとなかなか元には戻せません。

このバランスを長く保つためにも、自然を大切に思って感心をもつことが大事だと川田さんはいいます。

 

「自然を大切に思って感心をもつことが大事」と語る川田さん

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2023年7月26日放送)

SDGs

 

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