思うように進まず苦戦 森の中の池でカヌー体験 「森のアウトドアフェスタ」 【地球派宣言】

広島ホームテレビが主催する自然体験イベント「森のアウトドアフェスタ」が北広島町のろうきん森の学校で開かれました。

自然に親しんでもらおうと、3年前から実施していて、今回は、49組の親子、約170人が参加しました。

丸太切りに挑戦 丸太切りに挑戦

イベントを運営するNPO法人「ひろしま自然学校」の花村育海(はなむら・いくみ)さんは
「地球の事って遠い存在に思ってしまうが、自然に親しむことで環境の事を考えてみようとか、森について興味をもつとか、自分の身近に感じるような機会になればいいなと思う」と話します。

ひろしま自然学校 花村育海さん ひろしま自然学校 花村育海さん

森の中にある万代池(ばんだいいけ)では、小中学生を対象にしたカヌー教室が開かれました。
ほとんどの参加者がカヌーに乗るのは初めてで、習ったとおりにパドルを動かしてみますがなかなか思うように進みません。

枝に引っかかってしまった参加者 枝に引っかかってしまった参加者

しばらくするとコツをつかんだのか、すぐにこげるようになりました。一般的に大人よりも子どもの方が上達するのは早いそうで、約1時間、水上の散歩を楽しみました。体験した小学生は「自由にこぐことができて楽しかった。最初の方は難しかったけど、あとになればなるほど慣れてきた」と話します。

自由自在にこぐ子どもたち 自由自在にこぐ子どもたち

別の場所では竹をコースにした車のレース、その名も「TAKEー1グランプリ」に夢中になっていました。間伐で出た木などでおもちゃの車を作り、速さを競います。里山整備で出た木材や伐採した竹を遊びに活用することで、山に興味を持ってもらおうと企画されました。

TAKE-1グランプリ TAKE-1グランプリ

参加した小学生は「誰が勝つのかドキドキするところが楽しかった」、保護者も「しっかり熱中して集中してやっていたので来て良かったなと思う」と話しました。

レースを楽しむ子どもたち レースを楽しむ子どもたち

ほかにも藍(あい)を使った染め物体験など、自然とふれあった参加者たち。
イベントを運営する花村さんは、
「子どもたちがすごく明るい表情になる。自然のことを知って好きになってみると、地球のために何かしようかなという気持ちになると思うのでつなぐ場所を作れればいいな」と話します。

藍染め体験 藍染め体験

遊びながら自然を感じ、学んでいく。
普段、自然と接する機会の少ない子どもたちには、いい経験になったようです。

カヌーの上で記念撮影 カヌーの上で記念撮影

 

 

広島ホームテレビ『5up!
地球派宣言コーナー(2022年11月9日放送)

SDGs
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