自転車のハンドルに大量の枯れ草。街中で見る謎の光景、その正体は…ハチの巣【地球派宣言】

ここは、広島ホームテレビの駐輪場。1台の自転車のハンドルに詰め込まれた大量の枯れ草。
一体、誰が何のためにこんなことを?

 

ハチの巣 (C)HOME

 

ハチの巣 (C)HOME

 

自転車をしばらく観察してみると・・・何かが飛んできました。よく見ると、枯れ草を持っています。

ハンドルに何かが入っていきました (C)HOME

 

その正体は、体長1.5センチほどのコクロアナバチでした。

コクロアナバチ (C)HOME

 

コクロアナバチは、枯れ草を使って自転車のハンドルに巣を作ろうとしていたのです。
住宅の周辺にある、ホースなどを巣作りに利用することもあるそうです。

 

ハチは、世界中に10万種類以上いるといわれていますが、家の軒先などで見る、丸い形の巣を作るハチは少なく、その多くは筒状のスペースに巣を作るそうです。

 

コクロアナバチは卵を産むと、別の場所に移動し、また新たな巣作りを始めます。
生まれた子は親と顔を合わせる事はなく、“孤独なハチ”とも呼ばれています。

 

コクロアナバチは、手で強く握ったりしない限り、人を攻撃することはないそうです。

 

さて、自転車のハンドルで巣作りをしていたコクロアナバチはというと・・・
せっかく運んできた枯れ草を、懸命に奥へ押し込んでしまったため、ハンドルの反対側からぽとり。その光景を寂しそうに眺めたあと、作るのをあきらめたのか、去っていきました。

ハンドルから巣が落ちてしまいました (C)HOME

 

 

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年9月9日放送)

 

 

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