真夏の干潟で求愛ダンス!小さなハサミも大切なんです【地球派宣言】
2020.08.28
2022.04.28
特徴的な、白くて大きなハサミ。
環境省のレッドリストで、絶滅のおそれがあるとされている「ハクセンシオマネキ」です。
![ハクセンシオマ](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/34b09eea3269dfad3c4440c9ad359f6d.jpg)
この名前は、ハサミを振る様子が、“白い扇子を振っているよう”に見えることに由来します。
夏は、オスが大きなハサミを全力で振る恋の季節。
メスへの求愛ダンスが見られる季節です!
![ハサミを振り上げてメスへ求愛](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/7885111bc5e2cdc7c64fb61a476743f2-300x169.jpg)
ハクセンシオマネキが生息している宮島。
その河口付近の干潟が、恋の舞台。
![ハクセンシオマネキが生息する宮島の干潟](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/664281227d9bcf3cc7cfcc1eeeae87b1-300x169.jpg)
直径1センチほどの丸い穴が、ハクセンシオマネキの巣穴です。
体長は、わずか2センチほど。
警戒心が強く、自分より大きな物の動きには敏感です。
ハサミは大きいだけでなく、挟む力も強いそうです。
2匹のオスが縄張り争いをはじめました。
よく見ると、大きなハサミで軽く突っつき合っているだけ、挟んで危害を加えることはなく、とても平和的です。
![ハクセンシオマネキの縄張り争い](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/29c3dfe8b605b8a0ec3256f4b6653ed4-1024x576.jpg)
もう一つの小さなハサミ。
実は、卵からふ化したあと、成長する時に片方のハサミだけがとれ、再生すると小さなハサミになるそうです。
小さい方のハサミは、エサを食べる時に使うハサミです。
ハクセンシオマネキは、砂に含まれる栄養分を食べます。
![小さなハサミで砂粒を掴む](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/e7c539818d829ec689717c5cacb2d83a.jpg)
恋が成就する瞬間…。
巣の中に片足だけを入れてメスを誘います。
そして交尾・・・。
こうして新たな命が誕生します。
ハクセンシオマネキをみつけたら、そっと覗いてみてください。
求愛ダンスがみられるかもしれませんよ!
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年8月26日放送)
![](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/bed6b710437cacc1d566e3c76fb5fc1d-1-300x169.jpg)