“平和と希望の花”カンナ【地球派宣言】

広島市南区にある広島市立大州小学校。
校内には、真っ赤な花が鮮やかに咲いています。熱帯原産のカンナです。

カンナ (C)HOME

 

カンナは、発芽する部分が地下にある地下茎の植物で、地上の部分が枯れてしまっても地下から新しい芽を出す、強い植物といわれています。

 

登校した児童たちは、毎日、欠かさずカンナに水をあげています。
「カンナの花が咲いて、広島のみんなは笑顔になれた」
「平和の花」
なぜ、児童たちはこのカンナに、そのような思いを抱いているのでしょうか?

水をあげる児童たち (C)HOME

 

校長室に飾られた一枚の油絵。そこには、被爆直後の広島に咲いたカンナの姿が描かれていました。

油絵 (C)HOME

 

75年は、草木が生えないといわれた焼け野原で、真っ赤な花を咲かせたカンナ。
のちに、その話を広める活動がはじまり、大州小学校へと株分けされたのが校内で咲くカンナだったのです。

平和・希望・カンナ (C)HOME

 

平和と希望の花、カンナ。
「すごく力強いきれいな花だと思う。」
「原爆で元気を無くした人たちを、勇気づけた花だと思う。」
児童に語り継がれ、平和への想いを次に繋げる活動は続いています。

児童が描いたカンナと校舎 (C)HOME

 

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年8月5日放送)

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