ブドウを守る青い鳥、森の宝石「ブッポウソウ」【地球派宣言】

広島県の世羅町にあるブドウ畑。
そこでは、ある鳥がブドウの実を守っています。

 

その鳥は、赤いくちばしに青と緑の羽根を持ち、その鮮やかさから「森の宝石」とよばれている『ブッポウソウ』。
環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている鳥です。

ブッポウソウ (C)HOME

 

ブッポウソウの大好物はブドウの葉を食べてしまうコガネムシなどの甲虫類。
ブッポウソウに駆除してもらおうと、地元のワイナリーが巣箱を取り付けたところ、4つの巣箱で、つがいが確認されたそうです。

コガネムシ (C)HOME

 

巣箱からクチバシを出し、エサをほしがるヒナたちの姿も。
エサ集めに奮闘の親鳥は、昆虫めがけて急降下!
空中で自在に動く俊敏さが、ブッポウソウの特徴です。

ブッポウソウ (C)HOME

 

農家の方によると、ブッポウソウのおかげでコガネムシの数も減ったそうです。

ブドウ畑 (C)HOME

今の時期は、エサをくわえたまま巣箱の上に乗っている親鳥をよく見かけます。
これは、エサでヒナを呼び、巣離れを促す動きだそうです。

ブッポウソウ (C)HOME

 

夏の大空を飛び回る親子の姿、見てみたいですね。

 

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年7月29日放送)

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