“ポツンと”佇む飲食店をリサーチ！
リポーター・大松しんじが向かったのは、北広島町都志見。
大自然が広がる山の中にある、去年10月にオープンした茶色い瓦の屋根が特徴的な「Liand bagel（リアンドベーグル）」。
天然酵母にこだわった、あっという間に売り切れる、知る人ぞ知る人気のベーグル店。

Liand bagel（リアンドベーグル）　(C)HOME

 

ファッションデザイナーを志し、東京で就職したご主人は、アクセサリー作家を志す沙織さんと出会い結婚。
妻の妊娠を機に東京からＵターンしてきた、アートな世界で生きる池田さん夫婦が営んでいます。
池田さん夫婦は今も、アクセサリーや洋服を手掛けています。

池田さんファミリー　(C)HOME

 

なぜ、ベーグル専門店なんでしょう。
実は、昨年からのコロナ禍が大きな影響になったそうです。
いままでは趣味で家族のためにベーグルを焼いていたそうですが、子供たちの成長と、コロナにより誰も来なくなった北広島町に人を呼びたいと考え、ベーグル専門店をオープンしたそうです。

ベーグル専門店をオープン　(C)HOME

 

そんなベーグルを焼くうえで欠かせないものが、パン作りの命という酵母菌。
通っていたパン教室の先生から分けってもらった特別なもので、それに、地元産のりんごやニンジン、サツマイモ、玄米などを使って継ぎ足し、熟成を繰り返し育ててきた大切な酵母菌。

酵母菌を継ぎ足し、熟成を繰り返し育ててきた酵母菌　(C)HOME

 

その酵母菌を使って作るベーグルは、２日間発酵させ、３日かけて作るボタニカルベーグル。
池田さん夫妻の４人目の子どもと言っていいほど、愛情がたっぷり注がれたベーグルです。

３日かけて作るボタニカルベーグル　(C)HOME

 

ずっしりとした重みがありながら、ふんわりもっちり食感と、噛めば噛むほど酵母の味がでてくる、とっても美味しいベーグルなんです。
地元産の食材を使ったベーグルは、現在15種類。
土曜日のみの販売ですが、毎週水曜日（正午ごろ～）には、広島市西区田方にある「ハーストーリーデリキッチン」でも販売しているそうです。

ベーグルは15種類（チーズかけ、ココア、きなこ、ゴマ、かぼちゃ、有機レーズンなど）　(C)HOME

 

今は奥さんの第３子の出産を機に、一時お店を閉めていますが、その間に、もうひとつ横にある母屋を改装し、アトリエ兼ベーグル店を作っています。
改装は、職人気質で昔気質の大工でもあるご主人のお父さんが手伝っていて、９月に再開予定とのことです。

体に優しいベーグル、一度味わってみてはいかがでしょうか。

 

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Liand bagel（リアンドベーグル）
広島県山県郡北広島町都志見1828
Tel： 050-5879-7938
https://www.instagram.com/liand_bagel/
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※現在臨時休業中、9月11日(土)11:30より営業再開予定。
詳しくは、お店のインスタグラムをご確認ください。

 

 

広島ホームテレビ『５up！』(2021年8月27日放送)
ひろしまリード編集部
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