【カープ】侍ジャパンを金メダルへと導く快投を見せた森下暢仁投手が世界の舞台で実感したこととは?

「一日一日、そして1回1回を大事にしていきたい」としみじみ話すのは、森下暢仁(まさと)投手。東京2020オリンピック競技大会で世界の舞台を体験したからこそ芽生えた思いをそう語った。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、侍ジャパンを金メダルへと導く快投を見せたカープ次世代のエース森下投手をフカボリ。世界の舞台裏で実感したことや、後半戦への思いを聞いた。

※データはすべて8月28日O.A.時現在 ※以下、敬称略

森下暢仁投手 森下暢仁投手 ©広島ホームテレビ

 

東京オリンピック野球の決勝戦。正式競技となって初の金メダルをかけた試合に、先発のマウンドを任された森下。シーズンとは一味違う緊張感の中での登板に「やるしかないというか、ここでしっかり結果を残せば、たくさんの人に見てもらえるし、これからも応援してくれる人が増えるんじゃないかと思って投げていた」と振り返る。

 

マウンドに上がる前に、甲斐拓也(捕手・ソフトバンク)と各バッターを徹底分析。「“先頭から一人一人やっていこう”と話し、甲斐さんのリードと、自分がそこにしっかり投げることを考えて投げた」。結果は5回を投げて無失点。堂々たるピッチングで日本の金メダル獲得に貢献した。

 

決勝戦の活躍が印象に残るが、初登板となったオープニンググラウンドのメキシコ戦では5回を投げ2失点。「とにかく暑かった」と暑さが森下を苦しめた。日本のプロ野球では、夏場の屋外球場は暑さ対策も考慮してナイターで行うことが多い。しかしオリンピックは会場の問題もあり、夏場もデーゲームで行われるという国際大会ならではの経験だった。

 

日本を代表する選手が集まったチーム。育成入団から上がってきた千賀滉大(投手・ソフトバンク)の話が印象に残っているという。「今は若いから体がこうやって動いているが、動かなくなってきた時に、という話をされていた。体をどんどん強くしていかないと、年をとった時に筋力も落ちるし。本当に一日一日が大事だなと感じた」。

森下暢仁投手 練習中の森下投手 ©広島ホームテレビ

 

シーズンに目を向けると、ここまで15試合に登板し6勝6敗。6回以上投げて自責点が3点以下のクオリティスタートは12試合連続で記録しているが、森下本人は納得していない。「クオリティスタートはしているが基本3失点していることが多い。3失点して自分の中でゲームを作っているとは思っていない。1点2点でしっかり抑えてやっていきたいと思う」と厳しい表情を見せる。

 

チームの現状を考えると残りのシーズンも森下の活躍が欠かせない。「後半戦は勝っていないが、しっかり0点というか・・・。チームの雰囲気をよくできるような投球をしていけたらと思うので、1回1回を大事にやっていきたい」と締めくくった。

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 2021年8月28日放送

ライター 湯谷葉子

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