後半戦巻き返し狙うカープで存在感を放つのは!?投打のキーマンを外木場氏が指名
東京2020オリンピック競技大会に負けない熱戦が繰り広げられている「2021プロ野球エキシビションマッチ」。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、8月13日(金)より再開するリーグ戦に向けてアピール合戦が行われているエキシビションマッチに注目。
その中で後半戦巻き返しを狙うカープのキーマンになり得る選手について、カープOBの外木場義郎氏に聞いた。
※データはすべて8月7日O.A.時現在 ※以下、敬称略
大瀬良大地投手 ©広島ホームテレビ投手は、大瀬良大地と九里亜蓮の名前をあげる。共にエキシビションマッチではこれまで2試合に登板。
11イニング投げて11の三振を奪った大瀬良について、外木場氏は「失点3と言えども、そのうちソロHRが2本。それがもしシングルヒットであれば失点がゼロに近い可能性もあると考えれば、状態は良くなっていると言えるのではないか。投球フォームの工夫が功を奏している」と分析。
ケガもあり少し苦しんで前半戦を3勝で終えたが、このオリンピックブレイクを利用して、後半戦は大車輪の活躍を見せてくれることを期待させる。
九里亜蓮投手 ©広島ホームテレビ
前半戦はチーム最多となる7勝をあげた九里。
エキシビションマッチでは失点7が目立つが「内容は悪くない。ランナーをためての失点が多いが、彼の良さはボールをいかに低めに集めて変化させて打ち取るか。もう少し思った所に投げることができれば失点も少なくなる」と心配は杞憂に過ぎないと言う。
同学年の2人が軸としてまわってもらわなかればならない後半戦。さらなる飛躍を願う。
長野久義選手 ©広島ホームテレビ
外木場氏が、打撃陣でキーマンにあげるのはベテランの長野久義。
これまで7試合あったエキシビションマッチのうち5試合に出場し、打率.333という好成績を残している。
「元々“夏男”と呼ばれるだけあって、状態は良くなっていると思う」と話す。
間違いなく代打でも、スタメンでもチームに欠かせないピースになってくるだろう。
野間峻祥選手 ©広島ホームテレビ
長野同様、外野の争いにも加わってくると思われるのが野間峻祥(たかよし)。
7試合に出場して打率.550。「佐々岡監督が一番期待している選手ではないか。1番に定着すれば打撃力もうんとアップし、課題の得点も増えてくる」と期待を寄せる。
番組MCでカープファンとしても知られるロザン・宇治原史規(ふみのり)は、「若鯉の活躍はすばらしい事だが、1年通して一軍で戦ったことのない選手もいる。夏以降、後半戦は疲労して不調になる選手も出てくることもあり得る。
そこで戦い方を知る経験のある選手が調子を上げてくるのは心強いことだ」と声を弾ませる。
スタメン争いに切磋琢磨するキーマンたちの活躍が、後半戦のチームの巻き返しに拍車をかけるに違いない。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 8月7日放送
ライター 湯谷葉子