憧れの職業 ゲーム配信!超人気ストリーマーが明かす「配信論」と「24時間の使い方」

YouTubeなどの動画配信サイトで、ゲーム実況の生配信などを行う「ストリーマー」。
一見すると、大好きなゲームがずっとできるし、好きな事をしてお金が稼げると夢のような仕事と思える。
もちろんそのイメージと重なる部分もあるが、それを実現するためには目に見えない努力と、緻密な戦略があった。

人気ゲーム「Call of Duty」シリーズをメインに活動し、芸能界や有名人にもファンが多い、人気ストリーマー・ハセシンさんとGPさんが、自身の24時間の使い方と配信の流儀を明かしてくれた。

ハセシンさん
ハセシンさん

 

GPさん
GPさん

ハセシンさんの動画配信の流儀


1つ目は「沈黙が続かないように」。
動画のどこを再生しても動きがある、音があるという事を意識してゲーム実況をしているという。

2つ目は「ネガティブな発言はしない」。
誰が見ても楽しめる発言・表現を心掛けているそうだ。

3つ目は「BGMへのこだわり」。
同じシーンだとしてもBGMを変える事でコンテンツの表情がガラっと変わるそうだ。

 

ハセシンさん-
「BGMの音量も大事です。やっぱり自分の声がメイン、次にBGM、その次にゲーム音という感じ。僕の動画はBGMがノリノリな感じです。」

 

3つの流儀に共通する事は、視聴者の人をあきさせないための工夫という点。
話し方も「英語禁止縛り」など企画を考え、いかに視聴者を楽しませるかを考えているという。

 

超人気ストリーマーの1日の過ごし方


ハセシンさんの1週間のスケジュールは週休1日。
火曜日が休みで、その他の曜日は「撮影→編集→投稿」を毎日繰り返している。

さらにその1日を見てみると、

0時~6時 プライベートタイム

6時~10時 睡眠

10時~12時 食事&お風呂

12時~20時 動画撮影・編集・投稿

20時~23時 別件の仕事

23時~24時 食事&お風呂

 

こんな過酷なスケジュールになるのには理由がある。

ハセシンさん-
「ゲームプレーがベースになっているので、自分の納得のいくプレーができなかったら何回も撮り直します。納得がいかなかったらボツ、お蔵入りです。
(リテイクは)1本の動画で50回を超えたこともあります。その時は2~3日かかりました。」

 

一方のGPさんはより過酷なスケジュールで、1週間休みなし。
毎日、「撮影→編集→投稿」というルーティンの日々だという。

そして1日の内訳は、

3時~8時 睡眠

8時~13時 企画考案・編集・前日動画の振り返り

13時~17時 動画撮影・アップロード・タイトル考案・コメントチェック

17時~18時 夕飯・入浴

18時~20時 家事(休憩)

20時~21時 ライブ配信の準備

21時~27時 ライブ配信 or 動画撮影

 

GPさん-
「僕もまだまだ新米なので休む段階ではないなというのもあって、毎日できるだけ頑張っています。」

 

成功の秘訣


過酷な日常の中、人気ストリーマーとなったお二人に成功するために大切な事を聞くとー。

ハセシンさん-
「一言に尽きるんですけど、『継続』ですね。続けることがマジで大事。登録者・再生数(を増やす)のも1年から3年くらい長いスパンで考えてゆっくりゆっくりやっていく方が有名になってからも長続きすると思います。」

GPさん-
「YouTubeは動画を出さない期間が長いほど登録者が減ってしまったり、次に投稿した時に皆さん忘れているので、常に視聴者さんが何を見たいかを考え続けながら動画や配信を継続して行うという事が大事だと思います。」

 

華やかで楽しそうに見えるストリーマー。
しかし見えない所での努力、それを継続する。
お話を聞けば聞くほど、イメージとは裏腹に過酷なお仕事でした。

 

 

広島ホームテレビ『eスポーツ道』 2021年6月30日(水)放送より
ひろしまリード編集部

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