広島だけに生息する絶滅危機のチョウ「ヒョウモンモドキ」を守る【地球派宣言】

ヒョウモンモドキ (C)HOME

羽のヒョウ柄模様が特徴の「ヒョウモンモドキ」。
「絶滅の危険性が極めて高い」環境省レッドリストに記載されていて、現在は広島県内でしか生息が確認されていません。

ヒョウモンモドキの繁殖に成功している、世羅町の「せら夢公園」自然観察園では、農業用のハウスで繁殖させる取り組みを行っています。

6月は、サナギから羽化して交尾をする大切な時期。
オスの方が早く羽化し、メスへ交尾のアプローチをするため待ち伏せています。
ときには、激しくぶつかり合い、メスを奪い合うことも。子孫を残すために必死です。

ヒョウモンモドキのオスとメスを見分けるポイントは、後ろ羽の内側にある斑点の色。
オレンジ色の斑点ならオス、濃い黒色の斑点ならメスです。

ヒョウモンモドキ (C)HOME

ヒョウモンモドキはアザミの蜜を好みます。
そのアザミを集めているのは、ヒョウモンモドキの復活を願う地元の人たち。
昔は田んぼの周りを、ヒョウモンモドキが飛び回っていたそうです。

取り戻したい懐かしい風景-
届けられたアザミの花には、地元の自然を愛する人たちの想いが込められています。

 

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年6月10日放送)

 

ちりめんじゃこ
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