広島だけに生息する絶滅危機のチョウ「ヒョウモンモドキ」を守る【地球派宣言】
2020.06.11
2022.04.28
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羽のヒョウ柄模様が特徴の「ヒョウモンモドキ」。
「絶滅の危険性が極めて高い」環境省レッドリストに記載されていて、現在は広島県内でしか生息が確認されていません。
ヒョウモンモドキの繁殖に成功している、世羅町の「せら夢公園」自然観察園では、農業用のハウスで繁殖させる取り組みを行っています。
6月は、サナギから羽化して交尾をする大切な時期。
オスの方が早く羽化し、メスへ交尾のアプローチをするため待ち伏せています。
ときには、激しくぶつかり合い、メスを奪い合うことも。子孫を残すために必死です。
ヒョウモンモドキのオスとメスを見分けるポイントは、後ろ羽の内側にある斑点の色。
オレンジ色の斑点ならオス、濃い黒色の斑点ならメスです。
ヒョウモンモドキはアザミの蜜を好みます。
そのアザミを集めているのは、ヒョウモンモドキの復活を願う地元の人たち。
昔は田んぼの周りを、ヒョウモンモドキが飛び回っていたそうです。
取り戻したい懐かしい風景-
届けられたアザミの花には、地元の自然を愛する人たちの想いが込められています。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年6月10日放送)