ちりめんじゃこでSDGs【地球派宣言】
2020.05.29
2020.06.01
プラスチックによる環境汚染が世界的に問題となっています。
この問題に取り組もうと立ち上がったのが、呉市倉橋島にある石野水産。
1930年から生産している「ちりめんじゃこ」のパッケージを、エコな素材を使用したものに変えました。
従来のパッケージは、石油を用いて作られたもので、限りある資源を使い、二酸化炭素を排出し続けるものでした。
石野水産が採用した、サトウキビ由来のプラスチック原料“バイオポリエチレン”は、社会循環型の持続可能な資源として注目されているものです。
こうしたエコパッケージを使用することや、商品を購入することは、SDGsの12番目【つくる責任 つかう責任】と13番目【気候変動に具体的な対策を】の取り組みへとつながります。
国連の調べによると、世界で使われているプラスチックのおよそ4割が、食品などの包装材で、原材料は石油のものが多いそうです。
石野水産では、エコパッケージの導入にあたり、これまで以上にコストがかかってしまう問題に直面しました。しかし、パッケージサイズの変更や、販路の拡大を行うことで、これまでと変わらない値段と内容量を維持する工夫を行ったそうです。
エコな素材を使用したパッケージ (C)HOME今後は、この取り組みに賛同する生協ひろしまが販路をサポートし、広島県内にエコパッケージを使用したちりめんじゃこを届けていくとのこと。
大切な自然を残していくには、一人ひとりの取り組みが必要です。その積み重ねが大きな変化につながるのではないでしょうか。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年5月27日放送)