【広島市・京橋川】こんな近くに大自然!都会の川でカヌー&レア生物|地球派宣言
2025.06.05
初夏の日差しを浴びながら、川遊びを楽しむ子どもたちの姿がありました。
場所は広島駅からほど近い、白島九軒町。
高層ビルに囲まれた都会の真ん中を、京橋川が静かに流れています。

そんな都会の真ん中で、子どもたちが自然と出会う特別な一日がはじまります。

まずは水面から自然を感じるカヌー体験。
都会の川とは思えない穏やかな流れの中、子どもたちは風を受けて楽しみます。

川と一体になる時間がここにあります。
都会のカヌー体験は、水面に浮かびながら、いつもの街がまるで別の世界に見える貴重な体験です。

参加者は、「転覆して寒かったけど、(川の)端の方まで行けたからけっこう進んだほうだと思います。楽しかったです」と楽しそうに話します。

続いては、川岸で干潟の生き物を観察。

子どもたちは、次々にカニを見つけて大興奮。
いつも見る街とはまるで違う、発見の連続です。

さらに、環境省レッドリスト、準絶滅危惧の“ヒトハリザトウムシ”を発見。
実際に手にのせてじっくり見ることで、都会の自然の豊かさを実感します。

都会の中に息づく自然。
子どもたちの心に刻まれた初夏の一日が、地域の未来へつながっていきます。

このイベントを主催した京橋川かいわいあしがるクラブ代表の山本恵由美さんは、
「市街地の中に自然護岸・土手が残っているところは、ここしかないんです。ここにはアシが生えていて、これは環境を浄化する植物です。そこにはカニなどたくさんの生き物が息づいているので、植物や生物を観察するのにも良いし、水辺に近いということで水面から街を観察することもできるので、ここは広島のオアシス。最高です。」と都会に残る自然の大切さを語ります。
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2025年6月4日放送)
