アナ直伝「画面越しのジレンマ」を克服しよう!オンラインでの印象力UP法

ゴールデンウイークもステイホームで、家族や友人とオンライン交流をされたのではないでしょうか。直接会うのが一番ですが、画面越しの姿や声にもこの一年ですっかり慣れましたね。

しかし、これが仕事の会議や就活の面接となるとどうでしょう。「オンラインってどうすればうまく伝わるの?」と戸惑っている方も多いと思います。

私たちアナウンサーは、そんな「画面越しのジレンマ」に新人アナの時からずっと向き合っています。そして、それを技術として学び、日々実践しています。
そこで今回は、3つの克服ポイントをご紹介します。

 

① 印象作りのテクニック


画面の自分を「お昼ニュースのアナウンサー」でイメージしてみてください。それがポイントです。
目線は?顔の印象は?洋服は?

まずは目線。携帯やパソコンのカメラの位置を上げて「目の高さに揃える」ことで自然な目線になります。
男性は顔がスッキリ見える髪型で、女性は肌が明るく血色が良く見えるお化粧が基本です。
洋服は適度に明るい色で。オンライン面接の場合、色は選べないと思いますが、その分シルエットが大切。「首から肩にかけてのライン」や「顔回り」がスッキリして見える印象のものを選びましょう。

光の当たり方は顔が暗くなる「逆光」に注意。光が足りない時はオンライン用の照明が便利です。最近ネットでもよく売っているのでお持ちの方もおられますよね。

八木美佐子 八木美佐子アナウンサー (C)HOME

 

② うっかり「素」の顔にご注意


鏡は自分の素の表情を教えてくれます。街角などふとした時に鏡やガラスに映った自分の不愛想な表情に驚くことはありませんか。
オンライン会議などで実際にこのような無意識の顔で人の話を聞いていることに気が付いた方も多いはず。
特にオンライン面接では「しっかり人の話を聞く」という誠実さも見られています。人の言葉をよく聞いてうなずく等して、気を抜かないようにしましょう。
「素」の顔には気を付けたいですね。

 

③ 声のキャッチボールを


この1年以上、私たちはずっとマスクをしています。マスクをしていると顔の筋肉を最小限にしか使わないため、私たちプロでさえ滑舌が悪くなっていると感じます。

そこで試してみてもらいたいのが、一人でいるときマスクを外して声を出してみること。
発声は、まず「呼吸」から。息をしっかりはき出してからお腹に空気をためて膨らますイメージで息を大きく吸って、半分の量でフーっと長く息を吐きます。これを数回繰り返します。
続いて、「アー」や「ハー」とできるだけ長く声を出す。無理のないよう数回繰り返すと、声が楽に出るようになります。

その後、笑顔で「口角」を上げ、カメラに向かって、画面の向こうにいる人に「ボールを優しく投げるようなイメージ」で話をしてみてください。まさに声のキャッチボールです。きっと嬉しい結果が待っているのではないでしょうか。

八木美佐子 (C)HOME

 

以上、「画面越しのジレンマ」の3つの克服ポイントをご紹介しました。イメージできたでしょうか。
次回は私たちアナウンサーが一番聞かれる「瞬時に緊張を和らげる方法」についてです。

 

 

伊藤みのり
ライター:伊藤みのり(HOMEアナウンサー)
アナウンサー歴35年を経て放送運行、CM考査業務を経験。
現在はアナウンスグループで、番組ナレーション、アナの育成指導を主に担当。

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