今が見頃!美しい青の絶景 ネモフィラの魅力【地球派宣言】
あたり一面を覆いつくすコバルトブルーの絨毯。
花夢の里(広島県・世羅町)
繊細な茎の先から咲かせる、青く愛らしい花びらが特徴のネモフィラです。
ネモフィラ北アメリカが原産の花で、ムラサキ科の一年草です。
世羅町にある花夢の里では、例年よりも1週間程度早く見頃を迎え、ゴールデンウイークいっぱいまでネモフィラ畑を楽しめるということです。
近年話題になってきたネモフィラですが、意外と名前を知らない人も多いのではないでしょうか?
ネモフィラが海外から日本に入ってきたのは実は100年以上も前。大正時代まで遡ります。
すぐに根付き、「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」の名で園芸種として広まりましたが、ネモフィラの名前はあまり知られてはいませんでした。
和名は「瑠璃唐草」
そんな中、2010年代になるとSNSの浸透によりネモフィラの花畑の風景が話題に。
外国からもたくさんの観光客が訪れるようになり、日本でも人気が過熱したのです。
今では春を代表する花として親しまれています。
ネモフィラの丘がSNSで話題
私たちがよく目にするのが、青色のインシグニスブルーという品種ですが、ほかにも違う色の花を咲かせるものもあります。
インシグニスブルー
黒にも見える濃い紫色の花びらに白い縁取りがあるペニーブラック。
ペニーブラック
白い花びらの先に紫色の斑点が入ったマクラタ。
マクラタ
白い花びらに細かい斑点が散らばるように入り、見た目も涼しげな印象のスノーストーム。
スノーストーム
花夢の里では、青と白で空をイメージし、訪れた人が見たときに何か発見してもらえるものがあれば・・といった想いで、種を蒔いたそうです。
かわいい白さを演出
春になると美しく咲き乱れるネモフィラ。海外では赤ちゃんの目にちなんで【ベイビーブルーアイズ】とも呼ばれています。
そんな、青く小さな花に込められた素敵な花言葉、それは「可憐」です。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2021年4月14日放送)