スカウトが語る カープ新戦力分析1回戦
カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組「カープ道」 今回の先生は、広島東洋カープ関東地区担当スカウトの尾形佳紀さん。 2019年ドラフトの1位から4位までの指名選手は、なんと全員、尾形さんの担当。
(C)HOME
今回は2019年ドラフトの裏側について尾形さんに教えていただいた。
1位指名 森下投手
(C)HOME
カープは監督に1位指名の決定権があり、森下投手の1位指名は、ドラフト前日に佐々岡監督が決めた。監督も単独指名できるとは予想していなかった。 スカウトは契約するまで選手と直接会話することができない。そのため何度も試合に足を運び、自分の獲得意欲を見せるしか出来なかった。 仮契約の場で初めて交わした言葉は「よろしくね!」その後、電話番号とLINEを交換。 大学時代の森下投手を見てイメージしたのは、カープの元エース前田健太投手。 立ち姿勢、打撃が良い、質の良いストレートに加えて4種類の変化球がいずれも勝負球にできるなど、まさにマエケンそっくり。野球センスの塊だった。 けがなくシーズンを通して活躍すれば、新人王を獲ってくれると思う。
2位指名 宇草選手
(C)HOME
高校生の頃は線が細くひ弱な感じだったが、大学に入ってバッティングが開花した。 185センチの長身に俊足を兼ね備えたポテンシャルに惹かれた。将来、ソフトバンクの柳田選手のような選手になる可能性も秘めている。 宇草選手の母親はバスケットボールのインター杯で優勝するなど、身体能力の高さは母親譲りのようだ。(小園選手の母親もアスリートで、なでしこリーグ前身のLリーグでプレーしていた。) 外野手は打たないとレギュラーになれないので、打撃に磨きをかけ野間選手のライバルになって欲しいと期待している。
「カープ道」2020年4月1日(水)深夜0時15分放送