【カープ】期待膨らむ森下投手の投球データ

【カープ】期待膨らむ森下投手の投球データ

「ちょっと怖い」と語るのは期待のルーキー森下暢仁(まさと)投手。自身の投球の分析からはじき出された数値のすばらしさに「うれしい」と喜びながらも、きめ細かな鋭い分析を目の当たりにし、そう答えた。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、カープ首脳陣、ファンのみならず多くの野球ファンの期待を一身に集める即戦力ルーキー森下投手をフカボリ。

プロ野球のビッグデータを操るデータマンこと、データスタジアムの佐々木浩哉氏が、森下投手のオープン戦4試合の登板データを分析。
精密な分析で速球派の看板を裏付けるとともに、課題も浮かび上がるデータをはじき出した。

森下投手の《ストレートの球速(オープン戦4試合)》は、平均146.8km/h(最高152km/h)で、昨年のカープ先発投手陣のトップ大瀬良大地投手(平均145.9km/h・最高152km/h)よりも速く、速球派の看板に偽りなし。

《オープン戦の奪三振率》を見ると、9.60(投球回15・奪三振16)で12球団3位。侍ジャパンのメンバーでもあるDeNA今永昇太投手(9.00) オリックス山本由伸投手(9.00)よりも上をいき、シーズンに入っても期待できる奪三振力だ。その上、《球種別奪三振内訳》を見ると、ストレート5、カットボール5、チェンジアップ4、カーブ2と、持っている4つの球種すべてで三振が取れている。

さらに注目すべきは《オープン戦のカウント別球種投球割合》。追い込む前(ストレート42.6%・カットボール31.4%・カーブ13.6%・チェンジアップ12.4%)と、追い込んだ後(ストレート48.9%・チェンジアップ21.7%・カットボール20.7%・カーブ8.7%)を見てわかるように、すべての球種でカウントが取れて、さらに決め球になるほど質が高い。

森下投手によると「大学時代はストレートの速さを過信して打たれてしまう場面も多かったので、一昨年あたりから変化球を意識して投げるようになった。今カットボールは、ストレートと同じくらいストライクゾーンに投げる自信がある」と話す。
カウント別の投球内容については、「チェンジアップだけは、決め球とカウント球を意識して投げ分けている」と明かしたが、具体的にどういう変化をつけているのかは「企業秘密」として、微笑みながら口を閉ざした。

課題となりそうなデータは《打球性質割合・被本塁打打率》。ゴロ47.6%、フライ45.2%、被本塁打率1.20と、少しフライの割合が高く、長打を浴びるリスクが高い傾向にある。
「ストレートをしっかり投げることができれば、変化球でゴロが増えてくると思う。データ通りにいかないように、しっかりとした球を投げて、勝ちにつなげていきたい」と語る森下投手。

開幕ローテーション入りがほぼ確実視される森下投手に意気込みを聞くと「自分に与えられた場所でしっかりと結果を残すために、一日一日の取り組みが自分のプレーにつながると思うので、しっかりとした取り組みをして、結果につなげていきたい」と力強い。

これほどまでに開幕を待ち遠しくさせてくれる森下投手。今さらだがカープ入団に感謝しかない!

ひろしま深掘りライブ フロントドア(広島ホームテレビ 土曜13:00)3月28日放送

ライター 湯谷葉子
データ提供:データスタジアム株式会社

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