遊んで食べて、鳴門・ウチノ海の魅力を発見!爽快クルージング・フレンチモンスター 瀬戸内フードアート/徳島県鳴門市

徳島県の北東端に位置し、四国の玄関口として知られる鳴門市。鳴門といえば、豪快に渦巻く『鳴門の渦潮』を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、『ウチノ海』という穏やかな内海もあることをご存知でしょうか?

今回は、ウチノ海をとことん満喫できるアクティビティ&カフェをご紹介します。

 

風を切って海を疾走!『爽快クルージング』

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ウチノ海を楽しむなら『爽快クルージング』がおすすめ! 波に強く安全性に優れた小型の船「リブボート」に乗って、ウチノ海を周遊するアクティビティです。

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風を切って海面近くを駆け抜けるリブボート。またがって座るロデオタイプの座席で、まるで海の上をじかに走っているような爽快感を味わえます。「実際のスピードよりも速い!」と感じる人が多いそう。

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ウチノ海ならではの美しい景色に出会えるのも『爽快クルージング』の魅力。写真のように、上空から見るとハートの形になっている無人島『鏡島』に近づいたり、赤いアーチが特徴的な『小鳴門新橋』や昔ながらの漁村集落に佇む『阿波井神社』を船上から眺めたり。新たな視点でウチノ海を見られるのがポイント!

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さらに、鳴門と淡路島を結ぶ『大鳴門橋』にも接近。海面近くから見上げる大鳴門橋は、いつも以上の大迫力に感じられますよ。

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リブボートを運転するのは、地元育ちで鳴門の海を知りつくした船長。見どころのスポットが近づくと、ボートの速度をゆるめてガイドをしてくれます。海を駆け抜けるスリルを楽しみながら、鳴門の歴史や文化にも触れられる『爽快クルージング』。終わる頃には、鳴門のことがもっと好きになっているはず!

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ボートには、スマートフォンやカメラの持ち込みOK! 防水ケースの貸し出しもあるので、貴重な一瞬をぜひ写真や動画に残してみてくださいね。

 

地元素材のスイーツが揃う“美味しい展望台”。『フレンチモンスター 瀬戸内フードアート』

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エキサイティングな海の旅を楽しんだ後は、カフェでひと休み。

『爽快クルージング』の発着場である『亀浦漁港』のほど近くから始まるドライブウェイ、『鳴門スカイライン』に向かいます。5分ほど車を走らせると、見晴らしのよい『四方見(よもみ)展望台』に到着。そのすぐ隣にあるのが、『フレンチモンスター 瀬戸内フードアート』です。

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同店は、東京・西麻布でレストラン『フレンチモンスター 美飲倶楽部』を営む錦織さんが手掛ける菓子工房。幼少期を過ごした母の故郷・鳴門で、2020年にオープンしました。

「お菓子を通じて、瀬戸内や徳島の魅力を世界へ発信したい」と、地元の旬素材をふんだんに活かしたスイーツやドリンクを提供します。

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定番人気は、鳴門金時のクリームサンド「月へ鳴門へ」(イートイン 1本 税込200円~)。鳴門金時のペーストに、自家製の生キャラメルとカスタードクリームを合わせたオリジナルクリームを、厚焼きのサブレで挟んだスイーツです。

ザックリ芳ばしいサブレの食感に続いて、ほっこりと上品なお芋の甘さが広がります。

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地元の農家さんから直接仕入れる鳴門金時。規格外のものを使うことで、SDGsにも貢献しています。

テイクアウト(2本 税込410円、袋入り10本 税込1,940円など)もできるので手土産におすすめ! 「生キャラメル」や「うずしおベリー」といった季節のフレーバーもお見逃しなく。

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ドリンクのイチオシは、徳島名産のすだちを使った「自家製すだちレモネード」(税込650円)。スライスしたすだちを氷砂糖とハチミツに漬け込んだシロップに、フレッシュな果汁を加えて仕上げます。すだちが豊かに香り、果実味を存分に堪能できる一杯です。

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「よもみカヌレ」(1個 税込250円)は、生地に徳島市の『小林ゴールドエッグ』の卵「あわそだち」を使い、外はカリッと、中はモチモチの食感に焼き上げます。

「イチゴカヌレ」(1個 税込300円)には、鳴門市の農園『フルーツガーデンやまがた』の「うずしおベリー」を使用。イチゴの甘みと酸味がふわりと広がります。

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2024年に始まったばかりのランチメニューにも注目! 地元食材を活かしたパスタやカレー、ホットサンドなどを味わえます。今回は「阿波尾鶏の白いミートソース」(税込1,320円)をいただきました。

板野町の『大塚きのこファーム』が手掛けるプレミアムなしいたけ「天恵菇(てんけいこ)」と、阿波尾鶏のムネ肉のミンチを炒め、クリームで仕上げて“白いミートソース”に。しいたけと鶏肉の旨味が凝縮された濃厚な味わいで、手打ちのリングイネによく絡みます。

すだちが出回る時季には、すだちを添えて提供されます。途中で絞りかけると、爽やかな味変を楽しめますよ。

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四方見展望台に隣接する『フレンチモンスター 瀬戸内フードアート』。数々のスイーツやフードを楽しみながら、穏やかなウチノ海の景色を堪能できるのも大きな魅力です。

こちらは1階のテラス席『四方見テラス181°』。スタンディングテーブルとベンチがあり、どちらからも絶景を眺められます。

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テラス席のおともには、同店のコーヒーブランド「郷COFFEE」を。コロンビア南部地方で育った豆「カスティーヨ」を使った、ホットコーヒー(税込550円)やカプチーノ(税込620円)などがお目見え。甘くクリーンな後味で、「月へ鳴門へ」をはじめとするオリジナルスイーツとの相性も抜群です。

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店内から2階へ上がると、屋上に広がるのはウッドデッキ。1階のテラス席よりもさらに視界が開けて、360°をぐるりと見渡せます。

こちらは『四方見ルーフトップ361°』。181°、361°というネーミングは「体温が1度上がるようなワクワク体験を」という想いを込めて名づけられました。

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『爽快クルージング』で巡ったハート島や大鳴門橋をはじめ、紀伊水道や瀬戸内海、遠くは香川・小豆島まで……。いつまでも眺めていたい絶景が目の前に広がります。

2階の『四方見ルーフトップ361°』では、テイクアウトメニューのみ楽しめますよ。

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フレンチレストランで支配人などを務めた経験を持つ、館長の杉山さん(左)。

この場所のオープンをきっかけに夫婦で移住し、現在は調理から接客、庭づくりまでマルチに手掛けています。目指すは“世界一美味しい展望台”。『フレンチモンスター 瀬戸内フードアート』の挑戦は始まったばかりです。

『爽快クルージング』と『フレンチモンスター 瀬戸内フードアート』で、ウチノ海の魅力を五感で楽しむ1日。鳴門の新たな一面に出会いに来てくださいね!

 

フォトライター by 赤澤 由真

▼記事提供元

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