【STU48】ジョイマンと東広島の“SD「爺」s”を学ぶ!
瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルSTU48の内海里音・工藤理子が、人気コンビ『ジョイマン』とともに、広島県東広島市で活躍する2人のレジェンドのもとで個性派SDGsを学びました。(「せとチャレ!STU48」2023年12月14日放送)
今回の「せとチャレ!」は、SDGsにまつわる企画を決行!しかし、「SDGs」の「G」は、「爺」のこと。
そう、SDGsをせとチャレ的に学ぶべく、2人の“SD「爺」s”なレジェンドのもとで、エコを学びます!
りこち(工藤理子)、りねたん(内海里音)、『ジョイマン(高木晋哉・池谷和志)』の4人が向かったのは、東広島市某所の立派な古民家。
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を学ぶため、早速1人目のレジェンドお“爺”さん、米川繁樹さんのもとへ。
米川さんは、何でも笛にしてしまう“笛名人”。出会いとともに、早速作品の1つ、釣り竿に口をつけ『アメイジンググレイス』を演奏します。
音色の綺麗さに驚く一同。これまでも「せとチャレ!」では何度となく出演してくれた、まさに番組との関係もサステナブルなお爺さんなんです。
米川さんが演奏した釣り竿は、使えなくなってゴミとして捨てられる運命だったもの。
日常生活から出た廃材を使って笛を制作する米川さんですが、これまで作ってきた廃材利用の笛は「40~70個」と言います。
思わず「幅広いな!」と突っ込むジョイマンの2人ですが、米川さんいわく、出来上がりの納得感により数がブレるんだそう。
「ゴミとして捨てられる運命ではなく、みんなに喜んでもらえるものにする」という思いと行動は、まさに“SD「爺」s”!
米川さんの人柄が改めて分かったところで、4人は「壊れたビニール傘」と「使われていない小道具のサングラス」で作ったお手製のSDGsな「目隠し」をかけ、何の道具から作った笛かを音色から当てるクイズに挑戦。
音色はいずれも笛そのもので、聞いているだけではなかなか分からないものばかりですが、演奏された“笛”は、シャワーのヘッド・ひしゃく・三輪車など、いずれもゴミとして捨てられるはずだったものばかり。
中でも「CDケース」は、CDケースに細長い穴をあけてハーモニカとして吹くもので、4人もびっくり。
さらに使用するケースは、過去に米川さんがリリースした自分のCDケースという徹底ぶりで、4人はその音色だけでなく、自作CDが6000枚以上売れたという事実にも驚愕…!
続いて、使い終わったストロー2本で作れる「手作り笛講座」へ。
米川さんから丁寧な制作指導が入りますが、作り方のコツはとにかく“へちゃがせる”こと。用意するのは使用済のストロー2本。
作り方①:1本のストローの飲み口をへちゃがせる
作り方②:へちゃがせた飲み口を三角状にカット
作り方③:もう1本のストローを蛇腹の部分までカット
作り方④:1本目のストローの内側に2本目のストローを差し込む
これで完成!しかし、演奏にはちょっとした“コツ”が必要なようで、バッチリ吹けたのは、りこちのみ。
あとの3人は、へちゃがせたストロー1本だとなんとか鳴らすことができました。皆さんも挑戦してみては?
最後は、廃材に命を吹き込んで作られた様々な楽器で『ジングルベル』を演奏!
ドラム缶で作った太鼓、錆びた草刈り機の刃で作ったフットシンバルなどを駆使し、米川さんを含めた5人で演奏しました。
「変なお祭りみたい」という池谷さんの意見は置いておいて、それはそれで素敵な演奏になったのでした。
最後に、米川さんが思うSDGsを聞いてみると「生まれてきたモノは最後まで活かして、人を笑顔にすること」という回答が。
素敵な米川さん、ありがとうございました!
続いて4人が向かったのは、同じく東広島市内にある「恐怖とエロス」がテーマの喫茶店『伴天連(ばてれん)』。
この『伴天連』、恐怖がテーマというだけあって、古今東西の“怪しい品々”であふれかえる、知る人ぞ知るコンセプト喫茶なんです。
恐る恐る店内に入った4人は、いたるところに置かれた剥製、骨、人形など独特な展示品にビクビク…。
そんな異空間を手掛けるマスター・藤田真基さんこそ、2人目のレジェンド“SD「爺」s”なんです。
店内は約2,000点もの骨董品・剥製であふれており、昔飼っていたという猿の『ターちゃん』の剥製や、首狩り族の生首などを紹介された高木さん。
「オレ、娘に『ターちゃん』って呼ばれてんだよな」と恐怖とは別の複雑な感情が…。
一見SDGsとは無縁の環境ですが、藤田さんいわく、「お店の2代目として店内にあるモノをずっと大切にしてきた」んだそう。
奇妙な骨董品の不気味さだけに注目しがちですが、持ち物に愛を注ぎ、大切にするマスターの思いは本物!
こうして、2人のレジェンド“爺”からちょっぴりクセ強な、でも大切なSDGsを学んだ4人。
規模の大小を問わず“思い”を持ってアクションを起こすこと、これがSDGs達成のために大切なんです。
ということで、りこちに加え、ぱせり(尾崎世里花)、そらは(信濃宙花)、ゆなゆな(川又優菜)の4人でチームを結成し、ゴミ拾いイベントに参加しました。
イベントの名は、『スポGOMI inひろしま』。広島ホームテレビが30年にわたって取り組む環境啓発キャンペーン『地球派宣言』と、広島県民・企業・団体・行政でやさしい地域づくりを進める『ひろしま地球環境フォーラム』がコラボして行われました。
『スポGOMI』は、「ゴミ」を種類に応じてポイント化し、その合計スコアを競うという「スポーツ競技」の感覚で楽しみながら環境問題について考えるイベント。
2008年に日本で始まり、世界大会も開催されるなどこれまで約14万人が参加してきました。
大会の制限時間は1時間。その中でエリア内のどこを回るか、どの種類のゴミを集めるか・・・作戦を立て、優勝を目指します。
今回のゴミ拾いエリアは、広島市内の中心部。
中心部だけにゴミはあまりない・・・と思いきや、植木の間や排水溝など、すき間に隠された小さなゴミがたくさん。
中身が入ったペットボトルやコンタクトケース、紙くずや吸い殻など、捨てられたゴミもさまざま。
メンバーはそうしたゴミを拾いながら、あっという間に1時間が経過。約1.5kgものゴミを拾いました。
大会の結果は17チーム中15位。17チーム合計で拾ったゴミの量は、なんと約40kg!
メンバーは「意図的に捨てられたゴミを見つけると悲しい」「これからゴミを見つけたら拾う!」など、4人ともごみに関する意識を改めて強く持ったのでした。
年間の海洋ゴミの量は約800万トン、そして、その8割は陸上から出たゴミとも言われています。
変わらない瀬戸内の景色は、1人1人の心がけでキレイなものになっていきます。
ゴミに対する意識が少しでも変わっていくことを祈りながら、イベント参加チャレンジは終了しました。
次回の「せとチャレ!」は、せとチャレ的クリスマスパーティーを開催!
恐怖の喫茶店内で、年末年始に家で遊びたいアナログゲームを遊び尽くします!
さらに、「せとチャレ!」は、12月限定で、TVerにて放送後1週間見逃し配信を実施中!ぜひチェックしてください!
■番組情報
次回『せとチャレ!STU48』は、2023年12月21日木曜 深夜0時15分放送
ひろしまリード編集部