歴史を感じられるスポットがたくさん!広島城で歴史探索をしよう
広島市の中心部に位置する人気観光スポット「広島城」。日本国内だけでなく、海外からの観光客も多く訪れています。
天守閣は1958年に再建、時期によってさまざまな展示企画が開催されるなど、広島の歴史などを知ることができます。
今回は、広島城に行ってきたので、見どころやおすすめスポットなどをご紹介します!
アクセス
広島城へ向かう際の公共交通機関は以下の通りです。
・市内電車で「紙屋町東」「紙屋町西」の電停から徒歩約15分 ・「合同庁舎前」バス停で下車、徒歩約8分 ・めいぷるるーぷ「広島城(護国神社前)」で下車、徒歩約8分 ・広島バスセンターから徒歩約12分 ・アストラムライン「県庁前駅」「城北駅」で下車、徒歩約12分 |
また、広島城には専用駐車場がないため、車でお越しの方は近隣の駐車場をご利用ください。
広島市中央駐車場を利用して天守閣へ入館すると、30分無料の駐車料金サービス券が受け取れます。
ミュージアムショップ窓口へ駐車券を提示してください。
〇広島市中央駐車場
営業時間 6:30~25:00 駐車料金 8:00~20:00まで 30分/210円 電話番号 082-227-2110(現地管理人室) |
桜の池跡
裏御門跡から入場し、石段を上ると左手に見えてくるのが、桜の池跡です。1898年に広島に水道が引かれたことを記念して作られた池で、1925年に「桜の池」と命名されました。
池には鯉が泳いでおり、風情が感じられます。
被爆樹木「クロガネモチ」
爆心地から910mの大本営前の庭園に植えられており、被爆した「クロガネモチ」。原爆に耐え抜いた3本のクロガネモチが残っており、樹高10m、8m、6mと大きく育っています。
青々と木々が茂って、被爆してもなお強く生きている生命力が感じられました。
広島大本営跡
日清戦争開戦後の1894年に建てられた「広島大本営」の跡地です。大本営とは、旧日本軍の最高統師部のことで、元々は東京の参謀本部内にありましたが、諸条件により広島城内に移されます。明治天皇が滞在して直接戦争指揮をするなど、洋風2階建ての建物が設置されていました。
日清戦争終了後は、文化財として保護され一般公開されていましたが、原爆の爆風によって建物は崩壊し、現在は基礎と礎石だけが残っています。
基礎と礎石しか確認できないのが残念ですが、とても大きな建物が建てられていたことが想像できました。
昭憲皇太后御座所跡
広島大本営の約70m西側にあるのが「昭憲皇太后御座所跡」です。
広島大本営の事務所として利用されていた建物で、1895年の2月~4月の間は、当時の皇后「昭憲皇太后」の広島滞在時に御座所として活用されました。
こちらの建物も、原爆によって建物が崩壊し、現在は基礎などの石が残っているだけです。
刻印が見られる石垣
西側と北側には、福島正則が広島藩主時代に築いたとされる石垣があり、石に刻まれるマーク「刻印」が確認できます。
丸い形や複雑な形のものなどさまざまな刻印があります。どんな刻印があるのか、探しながら楽しむのもおすすめです。
天守閣
広島城の最大の見どころ「天守閣」。
現在の天守閣は、1958年に再建されたコンクリート建築で、第一層から第五層で構成されています。
第四層では、時期ごとに変わる企画展が開催されており、広島城のさまざまな歴史に触れることができるスポットです。
また、天守閣内はカメラ撮影OKの場所と、カメラ撮影NGの場所があるので、撮影する際には注意しましょう!
第一層
第一層では、「広島城の成立と役割」というテーマの常設展示があります。広島城の模型などがあり、お城好きの方にはとても興味深い展示が見られるでしょう!
広島城キャラクター「しろうニャ」もいます!
また、体験コーナーが設けられており、甲冑と兜の着用が体験できますよ!
子ども用の甲冑と鎧
大人用の甲冑と兜
着用方法の説明書きもあるので、ぜひ写真撮影してみてくださいね。
売店では、Tシャツや広島城のペーパークラフトなどが購入可能です。外国人観光客の方たちが、熱心に見られていました。
第二層
第二層では、「城下町広島のくらしと文化」というテーマの常設展示が見られます。
当時の商家の様子
広島城下に暮らす人々の様子と、芸術や文化などを知ることができます。映像コーナーが設けられており、ガイダンス付きで分かりやすい解説を聞くこともできます。
広島市指定重要有形文化財の「広島城下絵屏風」の複製など、迫力のある展示も見どころです!
第三層
第三層は、「甲冑・刀剣」が展示されています。広島ゆかりの刀や鍔(つば)、鎧、兜は、どれも思わず見入ってしまうものばかり。
広島市指定重要有形文化財に指定されている浅野家の馬印「網代金箔押唐人笠形馬印」も展示されています。
第三層は写真撮影NGでしたが、貴重な展示物が多くあります。ぜひご自分の目で鑑賞してみてくださいね。
第四層
第四層は、時期ごとに企画された展示が行われています。取材に伺った日には「近代の広島城」が開催されていました。
模型や写真を中心とした展示で、「原爆投下以前の広島城の様子」や、「原爆投下後の再建施工直前の様子」などが展示の見どころです。
〇企画展「近代の広島城」
開催日 | 2023年7月22(土)~2023年10月1日(日) |
開館時間 | 9:00~18:00 ※9月30日は20:00まで |
第五層(展望台)
第五層は展望室になっており、広島市内の景色を眺めることができます。「東」「西」「南」「北」のそれぞれに入口があり、各方角の景色をゆっくり楽しめますよ。
天気によっては、宮島まで見えることもあるそうなので、天気の良い日を狙っていくのもおすすめです。
展望室にはベンチも設置してあるので、一休みしてからまた下階に降りましょう。
広島護国神社
広島城跡内には、「広島護国神社」があります。400年以上の歴史のある神社で、広島カープの選手たちも必勝祈願祭に訪れる神社です。
神社内ではさまざまなおみくじが販売されています。
「干支みくじ」や「鯉おみくじ」など、ここでしか購入できないユニークなおみくじたち。特に「鯉おみくじ」は人気で、多くの人が購入していました。
住所 | 広島市中区基町21番21号 |
TEL | 082-223-8830 |
対応時間 | 9:00~16:30 |
売店
広島護国神社の隣には売店があります。
売店内には、広島城観光の記念になるような商品がたくさん販売されています。また、観光で歩き回った時に嬉しいジェラートやドリンクも!
バニラミルクジェラート 400円
暑さですぐに溶けてしまいましたが、濃厚な味わいで美味しくいただきました。売店の外にはベンチが設置してあるので、座ってゆっくり食べることができますよ。
広島城で広島の歴史を知ろう
広島城は、天守閣をはじめとする見どころ満載のスポットです。お子さんたちは学びの場に、大人は広島の歴史を感じられる場となります。
また、時期によってさまざまなイベントや企画展が開催されているので、行ったことがある方もない方も、ぜひ広島城へ行ってみてくださいね。
住所 | 広島市中区基町21番1号 |
TEL | 082-221-7512 |
天守閣開館時間 | 3月~11月 9:00~18:00 ※入館は17:30まで 12月~2月 9:00~17:00 ※入館は16:30まで |
天守閣入館料 | 大人:370円 シニア(65歳以上)・高校生:180円 中学生以下:無料 |
ライター・HAMAMURA
※今回紹介した情報は、2023年9月6日時点のものです。公開時に内容が変更となる可能性があります。