「総理とか全然ダメ」現役高校生が本音で語る座談会後半戦

夏休み特別企画「現役高校生と座談会」の後半戦。

 

広島県内の高校生7人と、学校内の問題を研究している名古屋大学の内田 良教授で、

高校生を取り巻くさまざまな話題について、ざっくばらんに本音で語っていただきました。

 

【話題①制服について】

「制服は必要か?」

この質問には1人だけ「いいえ」という回答。

いいえと回答した高校生は、「着たくて着ていないので…。寒さや暑さ、通学手段によって合わせる方がいい」という意見。

 

制服賛成派が多数。「毎朝着る服を考えるのが面倒じゃない?」という声もあった

 

内田教授は「学校で制服を設けてもいい。全員がそれを着るかは別で私服も良いという提案をすれば、みんなの意見は同時に成り立つんじゃないかな」と話します。

広島県内の一部の学校では、生徒同士のコミュニケーション活性化を目的とし、私服での登校を許可する日を設けた実例もあります。

まさに、制服論争の変革期と言えます。

 

【話題②親子関係】

続いて、親子関係に関する質問。

「親に『放っておいて』と思う瞬間がある?」

5人が「はい」と回答。

 

「勉強とか『今からしよう』と思った時に言われると反抗心でやらなくなったり」

「友達との電話の内容について言われたときは放っておいてと思った」

と、思春期らしい本音がちらほら。

 

アンケートでも親子間コミュニケーションのギャップが浮き彫りに。「親子でもっと話したいこと」(2014年 明光義塾調べ)

 

そんな質問の後にこの質問。

「ぶっちゃけ、親に秘密がある?」

5人が「はい」と回答。

その秘密の内容は?

「恋愛系ですね(笑)」

「隠したくて言ってないわけじゃなくて、言う必要がないから言っていないだけ。恋愛関係ですね」

と、恋愛に関する秘密が多かったです。

 

彼女と別れたことを言っていなかった、という高校生も。これには内田教授も苦笑い

 

「大なり小なり秘密を持つことは成長のプロセス。この世の中には、皆さんが思っている以上に皆さんを支えてくれる大人がいる。相談窓口もたくさんある。相談できる大人がいるっていうことを覚えていてほしい」

と、内田教授は高校生たちにアドバイスをしました。

 

【話題③政治】

最後の質問はこの国の未来について。

「今の日本に期待を抱いている?」

「はい」と答えたのはわずか2人という結果に。

 

「総理とか、全然ダメですね」

「大人になった時の税金が怖いです」

と、政治に対する不満や不安を感じている高校生たち。

「若い人たちに投票に行ってほしい。口だけじゃなくて自分で変えていこうという意識が大切」と、有権者に対する意見も出ました。

 

LINEリサーチによると、6割以上の高校生が政治に興味があると回答している(アンケート出典:LINEリサーチ)

 

内田教授はこうした問題について、

「『日本に期待を抱く』と言うと、遠いことを考えがちだが、『半径5mから変わっていく』と考えてほしいなと思います。問題への意見を共有していくことで、少しずつ広がっていくので、ぜひ広げていってほしいなと思います」

と訴えます。

 

「日本には素晴らしい中小企業があるので、政府が後押しをすれば、もう一度この国は頑張れるんじゃないか」

と、前向きな意見もあった今回の座談会。

高校生たちの本音に、日本の課題を解決するためのヒントがあるのかもしれません。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年8月23日放送)

ライター:神原知里

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