知る人ぞ知る、幻の銘菓「岩まん」/岩味屋(山口県岩国市)

山口県・岩国市といえば、錦帯橋に岩国城など、歴史あふれるスポットが多い人気の観光地です。

今回紹介するのは、創業以来変わらぬ美味しさで愛され続ける岩国銘菓「岩まん」。人気すぎて入手困難な事もある、幻の銘菓「岩まん」の人気の秘密に迫ります!

 

通販なし!お店でしか買えない幻の銘菓「岩まん」

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「岩まん」は、サクッと食感の良いパイ生地に餡を包んで焼き上げた、食べ応えのある人気銘菓です。

和菓子でもあり洋菓子でもある、香り豊かなパイ生地と甘さ控えめな餡の組み合わせが絶妙で、その美味しさは餡子が苦手な人でもペロリといけてしまうほど!

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岩まんは、「岩まん本舗 岩味屋(いわみや)」で製造・販売されています。

1971年の創業以来の看板商品で、実は地元の人でさえ「売り切れで買えないことがある」くらいの超人気菓子なんです。

さらに、岩国市内で購入できるのはこの店舗のみ!ネット通販もなく、「買えたらラッキー!」というレア感から、「幻の銘菓」なんて言われることも。

 

創業以来の変わらぬ美味しさをお届けしたい

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現在二代目として店を切り盛りしているのは、渋谷幸治さんです。高校卒業後に東京の製菓専門学校で学び、広島の洋菓子店で10年勤務したのち、家業を継ぐべく岩国へUターンしました。

創業当時は、店内に喫茶スペースもあり、岩まん以外にも和菓子・洋菓子と様々なお菓子を製造していたそうです。ところが、看板商品の岩まん人気が高まるにつれ他に手が回らなくなり、幸治さんのお父様は意を決して、商品を岩まん一つに絞ったのだとか。

「家族経営の小さな店ですから、特に宣伝もしていないし、ネット販売もしないので、ホームページもないんです。ただ、父から受け継いだこの岩まんを、気に入ってお求めいただける方には、いつまでも、できる限りお届けしたい。そのために、変わらぬ素材、変わらぬ製法で、毎日一つ一つ丁寧に作っていくだけなんですよ」

この春から、幸治さんの四男が製菓の修業を終え、岩まんの製造を共にするようになったそうです。父から息子へ、親子三代にわたって岩まんの美味しさが受け継がれていきます。

 

美味しさの秘密は初代厳選の国産バターにあり?!

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その美味しさの秘密は?

もちろん、それは企業秘密とのことでしたが、素材のこだわりとしてひとつだけ教えていただいたのが、創業時から使っている初代厳選の国産バター。香料や着色料、保存料などを使わないシンプルな製法と厳選素材だからこそ、賞味期限は購入日を含め5日間というのも納得です。

購入当日はサクッと軽やかな食感が楽しめ、翌日からは少しずつ、生地がしっとりと餡に馴染んでいき、これもまた美味!冷やしてもいいし、オーブンで温めなおすのもありです。

 

予約必須!まずは事前に電話連絡するのがおすすめ!

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ギフト用の箱入りは、6個入り(税込1,280円)、8個入り(税込1,690円)〜36個入りまで幅広く、もちろん単品購入(税込185円)も可能です!

ただ、「せっかくお店に行ったのに売り切れ……」なんてことにならないように、購入時は電話での事前予約をおすすめします。

これまで、ほぼ予約で売り切れていた岩まんは、幸治さんが二代目として店を継いだ2018年から、予約を7割に抑え、その分当日の店頭販売の個数を増やしているそうです。

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気になるアクセスは、JR岩国駅から徒歩約10分と良好!新旧入り混じる、どこか懐かしい駅前の商店街をのんびり歩いて、幻の銘菓をゲットしにぜひお出かけください!

 

岩まん本舗 岩味屋
住所/山口県岩国市今津町1-7-22
電話/0827-22-0235
※事前に電話予約していくのがおすすめ
営業時間/9:00〜16:00
定休日/日・月

感染症対策を行っています。
・アルコール消毒
・店内の換気
・マスク着用

感染症対策に配慮した上で撮影を実施しています。

 

瀬戸内Finderフォトライター 三桃 みえこ

 

▼記事提供元

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