佐藤寿人「また広島の皆さんと戦えるのを、楽しみに…」セカンドキャリア&新スタへの想い
現役引退後、初の広島ローカルメディア出演となった1月20日(水)「みみよりライブ 5up!」にて、佐藤寿人さんのセカンドキャリアと、2024年完成予定・新サッカースタジアムへの想いなどについて伺った。
佐藤寿人さん―プロ生活21年、ご自身のこれまでを振り返って…1番、思い出深いシーンは?
思い出深いシーンは、J2降格した2007年シーズンと、やはり2012年からの3度の優勝。
苦しい時にこそ、広島の人たちが支えてくれた。改めて広島を好きになった瞬間でもある。
―現役引退発表から約1ヶ月、今の心境は?
例年ならシーズンに向けている時期だが、サッカーできない寂しさを実感し始めている。本格的にサッカーしたい。
―改めて引退を決意した理由は?
何より選手としてピッチの上で貢献できていないと感じたことが一番。
それと、「広島を離れて、結果を出して、もう一度選手としてオファーいただけるように」と思っていたが、結果を出せなかったのが事実。サンフレッチェの“背番号11”が空いているのも知っていたし、そんな中で選手として、自分で決断しなければと思った。
―これまでご自身の残してきた数々の記録をどう振り返る?この中で、最も誇れるものは?
個人の記録以上に、やはり3度のJリーグ優勝が自分にとって一番の誇り。サンフレッチェに移籍した際の入団会見で、「優勝するために来た」と発言した。長い時間かかってしまったが、やはり2012年の初優勝は感慨深かった。
―サンフレッチェでは2005年から2016年までプレー。広島での12年間はどうだった?
良い時だけではなく、苦しい時も広島の方々が支えてくれた。そういう意味で、本当に歴史を一緒に作れたと思っている。また広島という地で、サンフレッチェのために、戦いたいという気持ちがある。
―気になる今後はどのような活動を?
まずはサッカーを勉強したい。指導の面でも、「見て、伝える」という面でも。
選手ではない立場として、サッカーを改めて勉強したい。
サッカーから色んなものを与えてもらったと思っているし、何より今も本当にサッカーが好き。
これまで教わったことや経験したことを、色んな選手に伝えていくのも自分の役割だと思っている。
―広島では2024年に新サッカースタジアムが建設予定ですが…
色んな人たちの強い想いで、ようやく形になったものだと思う。
そんななかで自分も力になれるように、準備していきたい。
―ずばり聞かせてください。新スタジアム完成時に、サンフレッチェの監督は?
監督をやるためにも、勉強してA級・S級とライセンスを取らなければならないと思っている。
3年で取りたいと考えているし、その頃にはスタジアムもできていると思うので、
もちろん話があればですが、しっかりとそのための準備・勉強をしていきたいと思っている。
―広島の皆さんへメッセージ
「これまで本当にたくさんの愛情を持って、選手として応援して頂きました。
そしてたくさんの喜びを共有出来て、幸せな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
また一緒に戦えるのを、楽しみにしています。」
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』(2021年1月20日放送)
☆YouTubeチャンネル「HOMEぽるぽるTV」でインタビューのアーカイブ動画配信中