オオサンショウウオの不思議な生態と食生活【地球派宣言】
2021.01.07
2021.01.15
特別天然記念物のオオサンショウウオ。
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ふ化する直前のオオサンショウウオの卵の中には、体長3cmほどの幼生の姿が見えます。
安佐動物公園では、2020年11月にふ化し、小さな命が誕生しました。
ふ化した幼生たちはというと…、水槽にいるはずなのですが、姿が見えません。
ふ化してすぐは、外敵から身を守るため、石の裏などにじっと隠れて動かないそうです。
エサは食べずに、お腹の中にある卵黄を吸収して成長します。
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体長が4.5cmほどになると、表に出てエサを食べ始めるそうですが、食べる量は個体によって異なるそうです。
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ふ化して8年で、体長が約60cmになる個体もいます。
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オオサンショウウオは、脱皮をします。
そして、自分の脱皮した殻を食べることがあります。
薄いベールのような脱皮殻すら食べて、栄養にしているそうです。
オオサンショウウオは肉食の動物。
魚だけではなく、いろいろなものを食べることで知られています。
肉の味がついていると何でも食べてしまうため、自然の川で生きるオオサンショウウオが、人が捨てたゴミを食べてしまうことも・・・。
実際に、お腹の中からビニール袋や串がみつかったという悲しい報告もあるそうです。
川にゴミは捨てない…
私たちの行動は、オオサンショウウオの生態そのものにも影響してしまうのです。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2021年1月6日放送)