春を告げる鳥のさえずりを求めて比治山へ|地球派宣言
2023.04.06
春の訪れを告げるかのように、鳥たちの美しい声が聞こえてくる季節になりました。
メジロ
ウグイスのさえずり
そんな鳥たちの様子を観察するため、広島市南区の比治山を訪ねました。
野鳥の観察をして50年になる茶村さんによると、鳥が美しく鳴く“さえずり”は、繁殖期のオス特有のものだといいます。
メスに求愛をしたり、自分の縄張りを主張するためのものなんです。
比治山
茶村 真一郎さん
実は、繁殖期の“さえずり”と、日常的に出す“地鳴き”とでは、まったく違った鳴き方をする鳥も多いんだそうです。
そこで、美しいさえずりを求めて、比治山で観察をしていると、まず現れたのは、体長12センチほどのメジロでした。
比治山で出会ったメジロ
この季節は、桜や梅に蜜を吸うためにやってくるので、よく見かけることができるそうです。
さらに、散策をしていると、貴重な鳥を発見。緑色の美しい羽根が特徴のアオバトです。
比治山で出会ったアオバト
「オーオーオオオー」という特徴的な鳴き声から、別名“尺八鳥”とも呼ばれているそうです。
この日は、キツツキの仲間のコゲラや、シジュウカラなど、春を告げる鳥たちの声を聞くことができました。
比治山で出会ったコゲラ
比治山で出会ったシジュウカラ
これから初夏にかけて、多くの鳥が繁殖期を迎えるため、さえずりを楽しむには、一番の季節だと茶村さんは言います。
インタビューに答える茶村さん
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2023年4月5日放送)