瀬戸内海の絶景と新鮮な魚介!レモンの島で絶品・創作日本料理(尾道市)
広島県内にある、絶品グルメがいただける一度は行ってみたいポツンと一軒グルメ。
今回は尾道市瀬戸田町。
生口島、瀬戸田町のサンセットビーチの目の前。
海と柑橘に囲まれた場所に、ポツンと佇む「食彩 こおげ」があります。
地元の漁師さんから直接仕入れた新鮮魚介類を使った、創作日本料理のお店。
瀬戸内の絶景を楽しみながら、絶品料理がいただけます。
食彩 こおげ
切り盛りするのは、代々続く柑橘農家の三代目、高下一史さん。
海沿いに建つお店の目の前には、ひょっこりひょうたん島があり、特に夏の夕日が美しいそうですよ。
料理だけではなく、潮の香りも感じてほしいと、海辺のこの場所を選びました。
元々、この場所は両親が所有する柑橘畑でしたが、お店を出すために柑橘の畑を父と2人で整備して、2016年にオープンしました。
高下一史さん
外観は民家のような佇まい。
しかし店内に入ると、まるで高級料亭のような雰囲気です。
店内にはカウンター席があり、そこに座ると目の前には美しい瀬戸内海が広がります。
店内
カウンター席からの景色
なぜ、柑橘農家三代目が日本料理の道に進んだのでしょうか?
高下さんが憧れたのは柑橘農家の父ではなく、父・秀司さんの弟で料理人の叔父・高下政史さんの姿。
高校卒業後、関西の調理学校へ進学し、その後は大阪の有名ホテルや割烹料亭で修業をしました。
叔父・政史さん
柑橘農家の後継ぎは大丈夫たっだのでしょうか?
調理学校へ行く時「料理の世界へ行ってもいいか」と親に相談したところ、「柑橘農家は自分たちの代でやめてもいい」「お前はお前で頑張れ」と、理解してもらえたそうです。
そんな父の思いに胸を打たれ、いつかは必ず島に戻って店をやろうと心に決めていたといいます。
そして、8年前に島に戻りお店をオープンさせました。
「自分たちの代でやめてもいい…」。
そんな言葉を息子にかけてくれた父は、今も現役で柑橘を栽培しています。
父・高下秀司さん
母・五百子さん
「こおげ」の料理には、降り注ぐ太陽と潮風を浴び、父・秀司さんが育てた柑橘が欠かせません。
レモンはレモン酢にしてドリンクや料理に使います。
レモン酢
レモン酢ドリンク
美味しいことはもちろんですが、目にも鮮やか料理の数々。
先付 春野菜と白子 黄身酢掛
お造りは、島の漁師さんから直接仕入れた新鮮な鯛を使います。
造里 鯛・間八・鮪トロ
焼物には、なまこのステーキ!珍しいですよね。
歯ごたえはアワビのようですが、プリプリとした食感でとても美味しいんです。
焼物 甘鯛西京焼 生子ステーキ
揚げ物には父のレモンで作った、レモン酢のあんかけがたっぷり。
レモンの香りと出汁の効いた餡が、より一層美味しさを引き立てます。
揚物 虎魚唐揚 レモン酢餡掛
ご飯はレモン酢を最大限に生かし、レモンの皮を刻んで混ぜて、塩で味付けしています。
レモン酢の優しい味が広がる、さわやかな美味しいご飯です。
食事 れもん飯
瀬戸内の魚と父のレモンを使った、絶品創作日本料理。
絶景と共にいただけるお料理の数々を、一度味わってみてはいかがですか。
「食彩 こおげ」は、夜のみの完全予約制のお店です。必ず予約してから来店してくださいね。
コース料理 11,000円(1人前)
店舗情報
店舗名 | 食彩 こおげ |
住所 | 尾道市瀬戸田町垂水1732-1 |
電話番号 | 0845-27-3060 ※完全予約制 |
営業時間 | 17:30~21:00(L.O) |
定休日 | 水曜日 |
広島ホームテレビ『5up!』(2023年2月24日 放送)