キャンプ場と幸運を呼ぶフクロウが居るカフェで大自然を満喫「Owl Land Garden」 福山市
広島県内にある、絶品グルメがいただける一度は行ってみたいポツンと一軒グルメ。今回は福山市沼隈町。みろくの里がある場所として有名なその山の中にポツンと佇む、ミニキャンプ場にカフェを併設した、「Owl Land Garden」。
Owl Land Garden切り盛りするのは、革工芸作家の顔をもち、両親と共に革工芸品を制作している三島健さん。そんな三島さんのキャンプ場、元々は母・初江さんの友人の持ち物で、十数年放置されていました。そんな廃屋状態のものを購入し、荒れ果てた土地を3年がかりで整備、キャンプ場は2022年の9月に、カフェは今月9日にオープンしました。キャンプは芝サイトで、コンテナを利用したトイレとシャワー室、炊事場が設置されています。
三島健さん(右) 母・初江さん 芝生サイト トイレ&シャワー室
キャンプ場のすぐそばにはカフェがあり、西部劇で使われそうな佇まいのアメリカンな店内に、テラス席もあります。オシャレな店内には、幸せを呼ぶと言われる「フクロウ」が。名前は「アグニ」。「アグニ」とはサンスクリット語で「火の神」と言う意味で、キャンプと言えば「火」、ということでこの名前を命名。今では看板鳥として大人気なんだそうです。
カフェ外観 カフェ店内 フクロウのアグニ
カフェの隣には、3部屋あるロッジがあります。屋外でのテントが苦手なかたには、こちらがおススメです。
カフェの隣にあるロッジ 6畳部屋 12畳部屋
三島さんがこうした施設を始めようと思ったのは、バイク乗りの憧れ、ハーレーダビッドソンがきっかけだったそうです。ハーレー乗りの友人グループとキャンプに行った時、「夜大声で騒いでいた」、「ゴミを残して帰った」など、キャンプ場の人から苦情を言われたそうなんです。ハーレー乗りは、テント持参で全国をまわり、利用したキャンプ場を綺麗にして帰るのが鉄則。ハーレー乗りは見た目だけで「うるさい」とか「マナーが悪い」などと誤解された経験から、「それならキャンプ場を借りるのではなく、作ろう!」とここにキャンプ場を作ったそうです。
ハーレー乗りは、利用したキャンプ場を綺麗にして帰るのが鉄則
ここでいただけるグルメが、キャンプの定番バーベキュー!基本的には持ち込みのキャンプ場なんですが、依頼があれば今後、バーベキューセットの提供を始めるそうです。なんとこのセットには、ごはんもつくんです。大自然の中でいただくBBQは最高ですよね。
BBQセット 1人前3,500円(要予約) ※画像は5人前
バーベキューを楽しんだ後は、アメリカンなカフェで店主こだわりのコーヒーをが楽しめます。大好きなコーヒーを極めるため、焙煎機を購入し講習会にも参加。そこで教わった淹れ方が、「生豆を一度水で洗う」こと。生豆を洗うことでアクが抜け、美味しいコーヒーになるんだそうです。その味は、雑味が無くスーッと入ってくる美味しさ。手作りスイーツと一緒に、ゆったりとした時間を楽しめます。
プレミアムブレンド 700円 エチオピアG1ベレカ&コロンビアSPクレオパトラ 焼きたてバニラワッフル 600円 大人のガトーショコラ 700円今後は、子どもたちが自然と遊べる場所として、アスレチックを作りたいそうです。楽しみですね。大自然が満喫できる隠れ家的キャンプ場で、ホッと一息、山時間を楽しんでみてはいかがですか。
Owl Land Garden(アウルランドガーデン)
福山市沼隈町上山南46
電話:080-7981-482
キャンプ:施設利用料 1人 1,000円 ※小学生以下無料
芝生サイト・直火サイト:1張り 1,000円~3,000円
※サイズにより異なります
ロッジ:6畳(2~3人用)1泊 5,000円/1室
12畳(4~6人用)1泊 10,000円/1室
BBQセット 要予約
広島ホームテレビ『5up!』(2023年1月20日 放送)