【トビウオの秘密】滞空時間42秒!最高400mも飛べる|地球派宣言
2023.01.20
さかなのおにいさんこと川田一輝(かわた・かずき)さんが魚の生態について解説する、人気企画。今回は水面を飛ぶトビウオのヒミツです。実は、トビウオは、お隣、島根県の県魚で島根県浜田市のしまね海洋館アクアスに展示されています。
アクアスのトビウオなぜトビウオが島根県の県魚かというと、多く漁獲され、多く消費するから。アクアスでは、トビウオを1年中展示していますが、その飼育はとても難しいとされています。その理由は、やはり「飛ぶ」からです。
アクアスのトビウオ魚なのになぜ、海の上を飛ぶのでしょうか。ここからは川田さんお手製のイラストで説明してもらいます。
イラスト:川田さんトビウオは、なぜ飛ぶのでしょうか?その前に、みなさんは、トビウオがどのくらい飛ぶか、知っていますか?なんと、最高400mも飛べるのだそう。16両新幹線の端から端ほどにもなります。では、トビウオがこんなにも長く飛ぶ理由。それは彼らにとって、一大事だからなんです!
イラスト:川田さんトビウオが飛ぶ理由・・・それは、おいしくて敵に狙われてしまうから。水面に追い詰められ、食べられそうになったため、飛べるようになったのだそう。
イラスト:川田さん飛ぶことで、敵から逃れる術を身に着けたトビウオ。ようやく一安心!というわけにはいきません。飛行技術が進化しすぎたせいで、最近では鳥に食べられているんだとか。なんとも不運な生き物ですね・・・。
イラスト:川田さんトビウオにこんな生態があることを、皆さんご存知でしたか?いろいろな魚の生態や魅力を知ることができるのは水族館の魅力だと川田さんは話します。
水族館の魅力を語る川田さん