さかなのおにいさんと学ぶ “凶暴ザメは子育て上手”【地球派宣言】

さかなのおにいさん・川田一輝さんと海の生き物について楽しく学ぶ恒例企画、今回は島根県浜田市のしまね海洋館アクアスから人食いザメともいわれる「シュモクザメ」を紹介します。

水槽の前で説明する川田一輝さんと八幡アナ 水槽の前で説明する川田一輝さんと八幡アナ

特徴的なあたまの形をしている「シュモクザメ」。川田さんによると、名前の由来はお寺の鐘をゴーンと鳴らす「シュモク」という木づちが由来で、別名ハンマーヘッドシャークと呼ばれています。

イラスト 川田一輝さん イラスト 川田一輝さん

凶暴なイメージのシュモクザメですが、意外にも子煩悩。浅い場所で子どもたちを群れで育てる習性があります。時々、海水浴場に出没してニュースになったりするのは
浅瀬に“保育所”を作っているからなんです。「人食いザメ」と呼ばれていますが、川田さんによると間違って襲うことはあっても狙って襲うことはまずないそうです。

イラスト 川田一輝さん

 

子育てが得意なシュモクザメですが、健康を維持するために、めずらしい行動をしています。なんと、「腸洗いをして、デトックスする」のだそうです。川田さんによると「食べた後に骨などでおなかがムズムズする、痛いなと感じたら肛門から腸を出して洗って戻す」といいます。

イラスト 川田一輝さん イラスト 川田一輝さん

川田さんは「人食いザメといわれても実は美意識が高かったり、保育所を作ったり親近感がわく魚はいっぱいいる。無理に怖がる必要が無いということを知るためにも水族館に来て知識を楽しく学ぶのをとてもオススメしている」と話します。ちょっと怖いイメージのサメも生態などを知ることで新たな一面が見えてきます。

 

 

 

広島ホームテレビ『5up!
地球派宣言コーナー(2022年12月21日放送)

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