【カープ】8回の男・矢崎拓也が生出演!ベールに包まれたその素顔に迫る

プロ6年目で大きな飛躍を遂げたカープ・矢崎拓也投手。広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』は、矢崎投手をスタジオに招きフカボリ。自身のキャリアハイを大きく更新した今季を振り返り、明かされることのなかった素顔に迫る。

※データはすべて12月10日O.A.時現在 ※以下、(選手)敬称略

フロントドア

2016年のドラフト1位でカープに入団すると、プロ初登板(2017年4月)は9回1アウトまで無安打無失点。いきなりプロ初勝利をつかみ、輝かしいデビューを果たした矢崎。最高のスタートを切ったが、その後4年間で一軍登板はわずか15試合。思うような成長曲線を描くことはできなかった。

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それでも6年目を迎えた今季、プロ初の開幕一軍入りを果たすと、自己最多を大きく更新する47試合に登板。3月29日の阪神戦では、プロ初先発以来5年ぶりの白星をつかむなど、防御率1.83、17ホールド、1セーブと好成績をマーク。絶対的守護神・栗林良吏につなぐ勝パターンを担い、“8回の男”として、そのポジションを確立した。

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シーズン中、新型コロナ感染で離脱もあったが、復帰戦(8月28日の巨人戦)では、ノーアウト満塁のピンチを招きながら見事に無失点。このピッチングが“矢崎の22球”として話題になった。「復帰後すぐに勝ちゲームで使ってもらい、ありがたいという気持ちでマウンドに上がったが、まさかノーアウト満塁になるとは思わなかった」と明かす。その事態を受け入れ、腹をくくって腕を振った結果、ピンチを切り抜けたという。

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150キロを超えるストレートに、マウンドでは物怖じしない強心臓。登板の登場曲は、広島出身の矢沢永吉氏の曲『止まらないHa~Ha』で知られる矢崎だが、プライベートはあまり明らかにされていない。

趣味を聞くと、「単純に楽しい」と話す麻雀。「オフの日の楽しみ」だという釣り。ヒラメ、鯛、ブリの釣果を写真で披露した。また煮付けといった料理も趣味だと言う。最近ハマっていることは座禅で、「毎日20分は座禅を組む」と言う。

慶應義塾大学時代の後輩で、マツダスタジアムのロッカーが隣だったという中村健人は「よく面倒を見てくださる先輩。矢崎さんがされる禅の話、無の境地などは、とても興味深い」と語った。

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最後に来季の目標を聞くと、「“進化”。現状今季はよかったが、それより進化しないと相手も成長していく。自分を高めていきたい」と力を込めた。

 

広島ホームテレビ
ひろしま深掘りライブ フロントドア(土曜13:00)12月10日放送

ライター 湯谷葉子

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